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森友学園問題で正義漢気取り…「鴻池氏」ホラ吹き不倫の前科

デイリー新潮 3/16(木) 8:00配信

 正義を声高に訴える輩ほど、疾(やま)しさを抱えているというのは世の常である――。「金であったか、コンニャクであったかは知らん」。早くも今年の流行語大賞候補と持て囃されている、鴻池祥肇(よしただ)元官房副長官(76)の“迷セリフ”。ご本人は、そのコンニャクという名の現金を受け取らずに籠池夫妻を追い返してやったと胸を張り、正義のヒーロー面(づら)しているが、彼の言葉を真に受けてはならない。

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 連続ドラマを飽きさせないためには、常に「ニューキャラ」を投入するのが常道で、「森友ドラマ」には打ってつけの“迷脇役”が登場した。

 鑑定価格9億5600万円の国有地がゴミ処理費用という名目の下、86%も値引きされていた、政界を巻き込んだ一大疑惑。この騒動について、鴻池氏が3月1日夜に記者会見を開き、

「(森友学園に、新しい)学校作らせたらあかん」

 と、時に声を荒(あら)らげながら吠え始めたのだ。続けて、

「紙に入ったものを、『これでお願いします』いうて。おばはん(籠池夫人)のほうが」

「それを取って『無礼者』と言ったんだ」

 要は鴻池氏は、籠池夫妻が金を持って陳情に来たものの、それを突き返したと「正義」を語り、自分は疑惑に関与していないとアピールしてみせたわけである。

 一方で、感情を過剰に露(あらわ)にする彼の姿に、芝居じみたものを読み取った方も少なくなかったのではないだろうか。そう感じた方は正解。なにしろ、彼は不正義を絵に描いたような議員なのである。

■女性10人

 時は遡り、麻生政権下の2009年1月のこと。当時、官房副長官を務めていた鴻池氏は、大スキャンダルを巻き起こしていた。

〈鴻池官房副長官の「議員宿舎」に泊まる超一流企業の「美人妻」〉

 こう題した、彼の愛人醜聞を本誌(「週刊新潮」同年1月22日号)が報じたのである。鴻池氏は妻子持ちで内閣の中枢に鎮座する要人でありながら、40代半ばの民間女性を夜な夜な議員宿舎に連れ込み、彼女にカードキーまで与えていたという記事を「証拠写真」とあわせて掲載。それでも彼は、記者会見で次のようにシラを切ったのだ。

「男女の仲というのは、誓って『ない』」

「泊まりはしてない」

「(記事は)事実とは反しているところが随分ある」

 しかし、彼の大嘘は4カ月後に暴かれた。同年のゴールデンウィークに、同じ女性と今度は熱海で不倫旅行を敢行。しかもその際に、公用でしか使用が認められない議員特権の「JRパス」を私用で使っていたと、やはり「証拠写真」付きで本誌が報じたのである。その時も、鴻池氏は当初、

「東京にいた」

 などとしらばっくれたのだが、ようやく観念して、

「浮気旅行と言われてもしょうがない」

「彼女とは、もう4年近い付き合いなんです」

「ついついパスを出してしまいました」

 こう白状。おまけに鴻池家は3代に亘る艶福家で、彼自身、

「多いときは、まあもうちょっとで10人でんなあいうくらいは(女性が)おったね」

 と、妙な弁明をし、結局、ほどなくして官房副長官を辞任したのだった。

 つまり、鴻池氏は尋常ならざる「ホラ吹きエロオヤジ」なのだ。ゆえに、今回の記者会見も眉に唾して受け止めるのが当然であり、実際、何とも妙な「カラクリ」が……。

特集「『森友学園』の火薬庫」より

「週刊新潮」2017年3月16日号 掲載

新潮社

最終更新:3/16(木) 8:00

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