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第2の森友疑惑 37億円公有地がタダになった「安倍夫妻」親密の学園

デイリー新潮 3/17(金) 8:01配信

 愛媛県今治市を舞台に、「第2の森友学園疑惑」が持ち上がった。安倍総理から“腹心の友”と呼ばれた理事長率いる学校法人が、約37億円相当の公有地をタダで手に入れていたのである。長期政権を担うわが国の宰相に直結する大疑獄が、飛び出しそうな雰囲気なのだ。

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 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)は、全国で幼稚園から大学までを運営する一大教育コンツェルンだ。

 問題なのは、そのうちの一つ、岡山理科大が獣医学部を新設するにあたり、今治市議会が3月3日に可決した補正予算案の中身。16・8ヘクタールという広大な公有地を無償譲渡し、なおかつ、2023年までの総事業費192億円の半分、96億円を補助金として負担するというものだった。

 地元選出の国会議員も疑念を抱く。

「そもそも、獣医師は過剰になっているため、学部新設には獣医師会や獣医師問題議員連盟も反対でした。なのに、突然、国家戦略特区として、今治市への誘致がトントン拍子に決まった。しかし、今治市は900億円もの借金を抱える財政難で、加計学園の世話をする余裕はありません。議連会長を務める麻生財務相も反対していたのだから、それよりもエラい政治家でないと覆せないはずです」

 国家戦略特区諮問会議の議長を務めるのは安倍総理その人だが、加計学園の加計孝太郎理事長とは米国留学中に知り合い、40年来の旧友だという。

 実際、安倍総理は2014年、加計学園が運営する大学の式典に招かれると、“どんな時も心の奥で繋がっている友人、私と加計さんもまさに腹心の友だ”などと挨拶していた。

 首相動静などを見ても、度々夕食を共にしていたり、ゴルフに興じたりと、その親密さは際立っている。

■「面倒を見ている」

 加計学園の関係者が言う。

「本当かどうかわかりませんが、安倍さんからゴルフに誘われると理事長は、“彼とゴルフに行くのは楽しいけど、おカネがかかるんだよな。年間いくら使って面倒を見ていると思う?”と口にするのが常でした。一方、安倍さんは周囲に、“私学のオーナー経営者のなかで、加計は財産保有高がナンバーワンなんですよ”などと紹介していました」

 しかも、加計理事長が昵懇だったのは、安倍総理だけではなかった。

「森友学園では昭恵さんは名誉校長だったそうですが、うちでは名誉園長を務めてもらっています。理事長も昭恵さんもお酒が好きで、よく一緒に飲み歩いていました。06年には、理事長と昭恵さん、昭恵さんの友だちの下村博文代議士夫人の3人で、アメリカに旅行に出掛けたこともありました。うちの小学校の姉妹校であるバージニア州の小学校の視察が目的でした」(同)

 また、加計理事長は、昭恵夫人が熱心に取り組んでいるミャンマーでの学校建設にも協力しているという。

「昭恵さんがミャンマーに関心を持ち、“私も学校をつくりたい”と言い出したとき、理事長は資金面のサポートをしたみたい。事実、“俺が、相当の額を出して学校を建てたんだよ”と話していましたから」(同)

 確かに、安倍総理夫妻とこれほど親密ならば、最強の政治力で便宜を図られたのではないかと疑惑の目が向けられても仕方があるまい。

 加計学園に聞くと、

「学校用地の取得については法令の手続きに従って適正に行っているところです」

 野党は、森友学園問題の上を行く総理直結の一大疑惑を追及すべく、すでに調査に乗り出している。安倍総理にとって、ダブルパンチを凌ぐのは容易(たやす)くはなさそうである。

特集「『森友学園』の火薬庫」より

「週刊新潮」2017年3月16日号 掲載

新潮社

最終更新:3/17(金) 8:01

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