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史上最高の盛り上がり見せるWBC、米記者懸念「不参加を後悔する選手いないか」

THE ANSWER 3/18(土) 15:51配信

白熱した試合が続くWBC、1次ラウンドでも“史上最高”の盛り上がり

 今月6日に開幕した第4回「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)が大きな盛り上がりを見せている。アメリカをはじめ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラといった強国にはメジャーで活躍するトップ選手たちが続々と参加。また1次ラウンドでは予選から本戦初出場をつかんだイスラエルが3戦全勝するなど旋風を巻き起こし、イタリアやコロンビアなども存在感を放った。これまで上位の常連となっていた国以外も魅力ある野球を展開し、逆転劇や延長突入の死闘など白熱した試合が続出。また、日本国内でも侍ジャパンが1次ラウンド、2次ラウンドで6連勝をマークし、多くのファンを熱狂の渦に巻き込んだ。

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 今大会が始まる前には次回以降の開催を危ぶむ報道もあったが、改めてWBCの意義を評価する声も上がり始めている。MLB公式サイトは先日、1次ラウンドで史上最多の62万1851人を動員したことを紹介。MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーが次回以降の開催に前向きな姿勢を示していることもレポートした。

 記事によると、これまでの1次ラウンドでは2013年第3回大会の46万3017人の動員が最多だったが、東京、韓国・ソウル、米国・マイアミ、メキシコ・ハリスコの4会場で行われた今大会はプレーオフも含めた25試合で記録を更新し、34%増となったという。また、東京ドームで開催されたプールBでは20万6534人を動員し、「WBC史上最多」とレポートした。

 さらにアメリカと前回優勝のドミニカ共和国が死闘を演じた1次ラウンド・プールCの会場マーリンズ・パークでは16万3878人のファンが観戦。米国開催の試合も大きな盛り上がりを見せた様子も伝えられている。

米記者「参戦しなかったことを後悔する選手はいないのだろうか」

 MLB公式サイトはベネズエラのミゲル・カブレラやドミニカ共和国のネルソン・クルーズ、プエルトリコのカルロス・コレアといったメジャーで活躍するトップ選手が大会を盛り上げたことも紹介しており、ここまで主役となった選手の一人に侍ジャパンの4番を務める筒香嘉智の名前も挙げられている。

 またマンフレッドコミッショナーが「信じられないよ。大会ごとに成長している。試合の内容、出場国、観客動員などが向上している。私たちはこのイベントを前に進めるために真剣に取り組んでいる。国際的な戦略において重要な要素と考えている」と語ったこともレポートしており、現時点では大会の継続に前向きな様子だ。

 各会場で熱戦が続く中、アメリカ国内でも大会の魅力を伝える声は高まっており、米地元紙「ボストン・グローブ」のピート・エイブラハム記者が自身のツイッターで「WBCを見て、参戦しなかったことを後悔する選手はいないのだろうかと、考えずにはいられない。3月に10月(メジャーのプレーオフ期間)が来たようだ」と綴るなど、現地の記者も白熱する大会を好意的に捉えているようだ。

 国の威信をかけてぶつかり合う選手がワンプレーワンプレーに熱狂し、喜怒哀楽をあらわにする場面も多く、そんな姿に魅了されるファンも多い。東京ラウンドからは日本とオランダが4強へ進出し、2次ラウンドのもう1組もプエルトリコの突破が決定。残り1枠をドミニカ共和国とアメリカが争う状況となった。これまでは大会に対する各国の“温度差”や真剣さの度合いが問題視されることもあったが、第4回大会が大きな転機となり、さらなる発展を遂げるかもしれない。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:3/18(土) 16:07

THE ANSWER