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29歳での「うんこお漏らし」が世界を変えた! 世界初の「排泄予知デバイス」の開発秘話とは

ダ・ヴィンチニュース 3/18(土) 18:00配信

 「お漏らし」ほど、人を絶望させ、動揺させる出来事はない。大人になってから漏らしたことのある経験者によれば、一度漏らした経験をすると、「また漏らしてしまうのでは」という恐怖から、外出するのが怖くなるという。排泄しない日はないのだから、危険は日常に溢れている。この危険は、私たちが排泄をし続ける限り逃れることはできないのだろうか。

 中西敦士の『10分後にうんこが出ます 排泄予知デバイス開発物語』(新潮社)では、排泄の不安を解消できる画期的なアイテム「DFree(ディーフリー)」の開発秘話が描かれている。「DFree」は、おしっこやうんこが出るまでの時間を予測して知らせるウェアラブル端末。サイズはマッチ箱程度で重さは70グラムにも満たないから手軽に用いることができる。

 仕組みはシンプル。下腹部に装着した本体が、超音波で取得した情報をBluetooth経由でスマートフォンに送り、ユーザー本人や介護担当者に「何分後におしっこやうんこが出るか」が知らされるというもの。「DFree」の「D」は「おむつ」を意味する「diaper」の頭文字で、「free」は英語の「自由」「とらわれない」「解放」の意。予期せぬ「お漏らし」を回避し、「おむつから自由になる世界」を目指し、そう名付けられた。

 そもそもこの端末のアイデアが生まれたきっかけは中西氏が29歳に経験した「うんこお漏らし事件」。ビジネスを学ぶためにアメリカに留学していた彼は、バークレーの道端でズボンをはいたまま、自分のお腹にたまっていたものをドバーッと漏らしてしまった。その瞬間から彼の人生は大きく変わったという。事件以来、彼は「どうすれば同じ悲劇を繰り返さないで済むか」を四六時中考え、「一生うんこをしなくてもよくなる手術ができないものか」「うんこが体外に出る時に自動的にラップされて出てくる仕組みは作れないか」「うんこの臭いを消すことはできないか」など思いを巡らすようになった。

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最終更新:3/18(土) 18:00

ダ・ヴィンチニュース

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