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1得点・1アシストのケルン大迫、鮮烈な印象を残して原口との「日本人対決」に勝利!

3/19(日) 2:56配信

SOCCER DIGEST Web

大迫のムダがないプレーは、ほとんどがチャンスに結び付いた。

 3月18日(現地時間)、ブンデスリーガ第25節が行なわれ、ケルンは4-2でヘルタ・ベルリンを下した。
 
 大迫、原口がともにスタメンに名を連ねたことで、日本人対決にも注目が集まった試合は、前者がいきなり大きな仕事を果たす。
 
 6分、中盤でボールを受けた大迫は、素早く前方を向いてドリブルで進み、その勢いのまま迷わず右足を一閃。強烈なシュートは、セーブしようとしたGKヤルステインの手を弾いてゴール右隅に突き刺さった。
 
 この先制点の場面の1分前には、相棒モデストに体勢を崩しながら好パスを通してチャンスに結び付けていた大迫。縦パスを一発で足元に収め、背後からの相手のチャージに負けることなくパス、ドリブルを繋げられる彼は、ムダなプレーが全くなく、チャンスを量産していった。
 
 早々に先制されたヘルタは反撃を試みるも、しっかり守備のブロックを構築したケルンを攻めあぐね、横パスを回し続ける時間が続く。30分には突破力のあるカルーが負傷交代を余儀なくされ、さらに厳しい状況に追い込まれた。
 
 32分、ヘルタは右SBブラッテンハルトの長いセンタリングを、CBイビシェビッチが決定的なダイビングヘッド(GKホルンの好守に阻まれる)。この試合最初の決定機を得たが、ここから勢いを増すことはなく、逆に3分後、さらなるリードを許してしまう。
 
 ケルンはゴール前のパス回しから、左でボールを受けた大迫が、相手との間合いを詰めながら、中央へパス。これをモデストがダイレクトで叩き、ゴール右隅に叩き込んだ。多くの敵がいるなかで、ケルンの前線コンビが息の合ったプレーで貴重な1点を奪った。
 
 さらにその2分後、ケルンは自陣で原口がボールを失ったプレーから、すかさずレーマンが縦にロングパス。絶妙のタイミングで相手DFラインの裏側に抜け出したモデストは独走状態となり、GKとの1対1を制してリードを3点差に広げた。
 
 攻守がハイレベルに機能したケルンは、最高のかたちで前半を終了。対するヘルタは、ライン間、選手間を広げ過ぎ、攻撃では各選手が孤立することが多くて敵陣深くに攻め込めず、守備では相手にプレッシャーをかけられないで再三ピンチを招くこととなった。
 
 3点差を詰めるべく、後半開始から積極的に前に出たヘルタ。すると50分にビッグチャンスを得る。FKからの空中戦でシュタルクがGKホルンのファウルを受け、PKをゲットしたのだ。これをイビシェビッチがGKの逆を突いて決め、幸先の良いスタートを切った。
 
 その後もヘルタは攻勢を続け、ケルンが堅固な守備でこれをしのぎ、時折、カウンターを仕掛けるという展開が続く。60分には中盤の混戦から原口がボールを奪って中央突破を図ったが、相手DFに追い付かれてシュートまでは持ち込めなかった。
 
 そして63分、試合の趨勢を決める重要な1点が、ホームチームにもたらされる。
 
 原口のパスが乱れたところからケルンは素早く攻撃に転じ、ヘーガーが右サイドのモデストに決定的なパスを送ると、エースはマーカーのブルックスを置き去りにしてゴールに迫り、GKとゴールポストのわずかな隙間を撃ち抜いた。
 
 モデストのハットトリックで再びリードを3点に戻したケルンは、69分にCKからブルックスのヘッド弾を浴びてしまったが、その後は守備で踏ん張り、これ以上のゴールをヘルタに許さなかった。
 
 ケルンは公式戦7試合ぶりの勝利。一方、敗れたヘルタは、前節でドルトムントを下した時とは打って変わっての不安定さを、そしてアウェーでの弱さを今回も晒してしまった。
 
 日本人選手の出来も対照的だった。1得点1アシストと目に見える結果を残すなど攻撃で鮮烈な印象を与えただけでなく、試合終盤でも自陣までトップスピードで戻って守備をするなど、大迫は好守で効果的なプレーを披露し続けた。
 
 対する原口は、自陣深くまで戻っての守備では貢献したものの、攻撃ではチーム全体の不調に巻き込まれて良さを出せず。カルーの負傷でポジションを左に移してからは、ボールに触れる回数は増えたが、決定的なプレーは見られず、逆に失点に絡むこととなった。
 
 来週は代表ウィークのため、ブンデスリーガは2週間の休みに入る。そして、今日対峙したふたりの日本人は、ともに代表チームに合流し、重要な戦いに向けて共闘することとなる。

最終更新:3/19(日) 7:02
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