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【神戸】開幕4連勝の実力は本物か? スタートダッシュに成功した最大の要因とは

3/19(日) 11:30配信

SOCCER DIGEST Web

「まずはオーガナイズをしっかりして、守備をする。それをグループでしっかりやれているのは強み」(渡邉)

[J1・4節]神戸1-0磐田/3月18日/ノエスタ 

 ホームに磐田を迎えた神戸は、後半開始早々に大森晃太郎が決めた先制点を守り切り、開幕からの連勝を「4」に伸ばした。順位表に目を落とすと、昨季王者の鹿島や豊富なタレントを擁す浦和といった強豪クラブを差し置き、堂々とトップの座に立っている。

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 率直に気になるのは好調の要因だろう。昨季得点王のレアンドロを左膝の大怪我で失ったにもかかわらず、ここまで波に乗れているのは何故なのか。

 端的に言うと、チームとしてやることが明確で、状況に応じた個々の判断にもブレがないから。「正しいポジションで守備をし、そこから自分たちの持ち味とするカウンターをすること。シンプルにそこができている」(渡部博文)との言葉からも、迷いなく戦えているのが窺える。

 そしてなにより際立つのが組織力の高さだ。その点については、キャプテンの渡邉千真もこう力説する。

「一昨季や昨季いる選手、今年から入った選手とも(戦術の)理解度は高くて、監督の要求に応えられているのは大きいと思います。まずはオーガナイズをしっかりして、守備をする。それをグループでしっかりやれているのは強みです」

 ひとりのスター選手がいて、圧倒的な力を発揮しているわけでもなければ、爆発的な攻撃力があるわけでもない。あくまで「組織ありき」の戦いを貫き、誰がピッチに立っても同じように機能するチームを目指し、そのなかで勝利を狙うのがネルシーニョ流である。

 その戦いぶりは決して華やかではないかもしれないが、現実的な戦いを追求する指揮官のスタイルは、就任3年目にして花開こうとしているのは間違いない。果たしてこの快進撃は、どこまで続くのか――。

 4月1日に行なわれる次節の相手は、優勝候補筆頭の浦和。ここ4試合(清水、新潟、仙台、磐田)とはひと回りも、ふた回りも実力が上がる相手に対し勝利を掴めば、俄然自信が芽生えるだろう。

「強い相手に勝たないと上には行けない、僕たちはまだなにも成し遂げたわけではないし、チャレンジャーの気持ちでやりたいです」(渡邉)

 チームの真価が問われる浦和戦での戦いぶりは見物だ。



取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:3/19(日) 11:30
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