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被災地の子供たちも充実の表情 元陸上短距離五輪代表が指導した成果とは

THE ANSWER 3/20(月) 22:36配信

岩手県・宮古市で行われている陸上指導プログラム

 公益財団法人東日本大震災復興支援財団は東北の子供たちを対象に、アスリートやプロコーチらが約1年間スポーツ指導の受講機会を提供する「東北『夢』応援プログラム」を立ち上げて支援している。

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 岩手県宮古市で行っている陸上指導プログラムもその一つ。2004年アテネ五輪日本代表として男子1600メートルリレーに出場した伊藤友広さんも、子供たちが陸上を通じて夢や目標に向かっていくプロセスを学び、将来の東北を担う人材として育つことを期待し、このプロジェクトに参加している。

 伊藤さんは高校時代に国体(少年の部)400メートルで優勝するなど輝かしい成績を残し、法政大学進学後の4年時にアテネ五輪に1600メートルリレーメンバーとして出場。過去最高となる4位入賞に大きく貢献した。東日本大震災から6年が経過した今月18日には、ここ半年の間、指導してきた小学生らとの成果発表と、夢宣言イベントを開催した。

 ここまで「スマートコーチ」という指導システムを活用してきた伊藤さん。遠く離れた地からでもスマートフォン上で動画をやり取りすることで子供たちの成長をサポートできる画期的なツールで、徐々に上達する姿を見守り続けてきた。

今後は走るフォームを動画でチェック、さらに速く走るコツを伝授

 この日のイベントの冒頭では「これまでは走る練習というより、まずは速く走るための準備をスマートコーチを使ってやってきました。それぞれ課題をもって一生懸命チャレンジしている姿がとても良かったです。今日はその練習の成果を発表してもらいますので、一生懸命がんばって下さい」と挨拶。その後、速く走る上で“非常に重要”だというケンケンやバウンディング、スキップを中心に練習を実施した。約半年前に子供たちが掲げた目標の達成度と成果も同時にチェックし、各々に改善ポイントやアドバイスを熱心に送った。

 また、「今後練習していく中で、タイムを縮めていくための指標にしてほしい」と、50メートル走のタイムを測定し、動画でも撮影。今後、フォームをチェックし、速く走るためのポイントをスマートコーチを通じてアドバイスしていくという。

 最後は、伊藤さんが子供たち全員を捕まえる鬼ごっこやリレーなどを行い、約2時間に及ぶクリニックと成果発表が終了となった。修了証授与式も行い、伊藤さんから以下のようなメッセージが送られた。

「短い期間でしたが、スマートコーチを使って、3種目(ケンケン、バウンディング、スキップ)やってきました。この3種目は速く走るための土台のところです。地面から跳ね返っていく、弾んでいくという感覚を忘れないで、これからも継続していってほしいと思います。

 そして、みんなが掲げた夢や目標は、掲げただけでは達成することはできません。1日1日の練習の積み重ねで、一気にではなく少しずつ近付いていくものです。そういったところも意識してこれからも取り組んで下さい」

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最終更新:3/20(月) 22:36

THE ANSWER