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長谷部代役にハリル抜擢の“秘密兵器”が浮上 3年ぶりJ復帰の高萩が語るプレースタイルの変化

3/20(月) 18:51配信

Football ZONE web

今季からFC東京に加入 ゲームメーカーとして中盤の主力に

 バヒド・ハリルホジッチ監督が抜擢した新戦力ボランチとして、その大いなる可能性をピッチで示した。現体制の日本代表に初選出されたFC東京のMF高萩洋次郎は、18日の川崎フロンターレ戦に3-0と勝利後、日本に復帰してから変化した自身のプレースタイルについて言及した。

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「多摩川クラシコ」にボランチで先発出場した高萩は前半8分、DF太田宏介とのワンツーでボックス中央からシュートを放つなど、試合を通して積極的なプレーを見せ、テンポの良いゲームメークと機転の利くパスでFC東京の攻撃陣をリードした。

 しかし、リーグ屈指の攻撃力を誇る川崎相手の一戦で、高萩のプレーで特に光っていたのは守備面だった。川崎の心臓部であるMF中村憲剛に対して、球際の強さと鋭い読みで対抗してほとんど仕事をさせず、献身的にピッチ上を走っていた。試合後、高萩はJリーグ復帰後の自身のプレーの変化について次のように語った。

「ボランチなので、守備はしっかりやっていきたい。ここでは、守備のバランスと攻めた後のセカンドボールの回収を意識して、カウンターを受けないようにと考えている。できるだけボールを拾えるように、もしくは相手にボールが入った時にガツガツ行って、前を向かせないようにすることに取り組んでいる」

ハリルが認めるボランチの資質

 高萩は2003年、サンフレッチェ広島ユース在籍時に2種登録選手として16歳でJリーグデビュー。その後は06年の愛媛への1年間の期限付き移籍を挟み、14年まで広島でプレーした。卓越したテクニックと閃きで攻撃に変化を加え、ボランチ以外にトップ下などでも活躍。森保一監督の下、12年、13年とJ1連覇を達成した際には、2シャドーの一角に入り、攻撃陣をけん引する姿が印象的だった。

 15年1月にオーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズへ移籍後、同年6月から在籍したFCソウルでは、トップ下を主戦場として主力に定着。そして今季3年ぶりにJリーグの舞台に戻った高萩は、大型補強を敢行したFC東京でボランチの一角を担っている。プレーエリアを1列下げたことで、守備意識を高めており、それをピッチ上で体現することができているようだ。

 そしてロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のUAE戦、タイ戦に挑む日本代表メンバーに、13年7月の東アジアカップ以来、約3年8カ月ぶりに名を連ねた。先日行われたメンバー発表会見で、ハリルホジッチ監督はMF長谷部誠のパートナー探しを課題に挙げており、その候補の1人として白羽の矢を立てられている。

 高萩についてハリルホジッチ監督は、「彼からのボールで攻撃が始まる質の高さを見せていた。ゲームの読みも良いと感じた。すごくスピードがあるタイプではないが、組み立てのなかで違いを作るテクニックがあり、フリーキックも蹴れる」と攻撃面での特長を述べた後に、「(身長が)183センチあるので、我々のディフェンスに向かってくるボールを考えた時にも有用な選手だ」と、守備での貢献にも期待の言葉を口にしている。

 そしてここにきて、ボランチの軸である長谷部がバイエルン戦で左膝を負傷し、UAE戦、タイ戦ともに欠場が決定的なことから、高萩が出場機会を得る可能性が高まっている。W杯アジア最終予選の後半戦スタートとなる重要な2連戦で結果を残せば、ハリルホジッチ監督の秘密兵器からボランチの軸へと、代表内での序列を一気に上げるはずだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:3/20(月) 18:51
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