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エージェンシーの信条は「トイレ」に宿る?:在EU各社の事情を拝見

3/21(火) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

まったく期待していないときに、ものすごいアイデアが忍び寄ってくる。そしてアドエージェンシーは、クリエイティブたちがひらめきを生むための環境作りにいつも苦労している。多くの場合、これはトイレにまで及んでいるのだ。

イケてるエージェンシーのトイレ見学をしよう

これまでDIGIDAYでは、さまざまなアドエージェンシーのオフィスを見学してきたものの、見学にはあるスペースが除外されることがしばしばあった。それはトイレだ。アドエージェンシーのトイレから彼らの優先事項について驚くほどたくさんのことが判明するからだ。

この記事のために連絡をとったエージェンシーのなかには、内部情報に踏み込み過ぎだと判断するところもあった。もしかしたら、単純にあまりエキセントリックではないことが明らかになることを恐れ、改修工事のせいにしているのかもしれない(結局、彼らの競争心はとても強い)。しかし、今回いくつか掘り出し物が見つかったので紹介する。お楽しみあれ。

ウェブゲリラの落書き帳

キテレツなエージェンシートイレの草分け的存在ともいえるのが、ミュンヘンを拠点にする会社、ウェブゲリラ(Webguerillas)によるもの。デザインエージェンシーのチューリップ(TULP)の思いつきで、最初の個室には、利用者の落書き行為を煽るために、油性マーカーペンが磁石で天井から吊り下げられている。極度の潔癖症には不向きな場所だろう。

そのエージェンシーは、オフィスで自己愛が強い人、または見せびらかしたがり屋のために、鏡で覆われたトイレも用意している。そして、神経質なスタッフには、文字通りトイレットペーパーで覆われているので、すぐに紙切れになる心配のない個室も別に用意している。

イソベルの官能ライブラリー

夜にはコメディシアターとして場を開放している風変りなエージェンシーのイソベル(Isobel)は、そのトイレに対して変わったアプローチをとっている。さまざまな書籍の1ページが散りばめられた壁紙に囲まれて、「トーキングトイレ」が英国人著者E・Lジェイムズの官能小説『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(50 Shades of Grey)』の一節を繰り返し音読再生する。それでも気が紛れないのなら、ボール紙で作られたC-3POの実物大の切り抜きが、コトの成り行きを見守る、もしくは静観する。その理由はいうまでもないだろう。

「創造的な世界で問題を解決していく人間として、イソベルのチームは自分たちのオフィス環境も同じ目線で捉えようとしている」と同社のマネージングパートナー、ポール・ホールド氏はいう。「重要なのは高価な『おもちゃ』を利用するのではなく、自分たちのスペースをより創造的に活用し、エージェンシーのメンバー全員を巻き込むということだ」。

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