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腰痛もちは寿命が短いと言われる理由

3/21(火) 6:10配信

MEN’S+

「腰痛もちは寿命が短い」という話を聞いたことがありませんか? 根拠のない話とも言えますが、そうした前例がいくつかあるからこそ当たり前のように語る人もいるのだと…。では、その理由とは何なのでしょうか?

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Why People With Back Pain Die Before Their Time

 もしや、あなたも「腰痛」に悩んでいるのではないですか? そして、同僚の中にも何人か「腰痛」に悩んでいる人を知っていたらするのではないでしょうか?  なぜこんなことを言うかといえば、それは「腰痛」という症状は、世界的に見てもさまざまな障害を引き起こす主たる要因であると言われているからです。さらに、会社の病欠理由のトップクラスにも位置するそうです。 
 
 さらに、「腰痛があなたの寿命を縮めるかもしれない」ということもご存知でしたか? 『European Journal of Pain』に掲載された、最近発表された新たな研究結果を見ると、その可能性は否めないことが読みとれるのです。そこには、「70歳以上のデンマーク人の双子4,390人を対象にした研究で、腰痛をもっている人はそうでない人と比べて、死亡率が13%高い」という研究結果が掲載されていたのです。 
 
 ここで「なぜ双子が対象なのか?」と、不思議に思った人も多いことかと思います。これには、やはり理由がありました。それは、「双子を対象に行うことで、早期死亡の遺伝的要因を除外することができるから」というものでした。 
 
 この研究結果の上席著者であり、シドニー大学のパウロ・フェレイラ博士は、プレスリリースの中でこの件について触れています。「これはとても重大な発見ではないでしょうか。なぜなら多くの人が、『腰痛なんて、生死に関わる疾患ではないでしょ!』と軽んじているからです。しかし、この研究結果からは腰痛は、健康のリスクにおける深刻な赤信号であることを示しているのです」とのこと。

 実際にはこの研究で、「腰痛が早死にする実際の原因である」という因果関係は確立できなかったものの、フェレイラ博士は脊椎痛と総体的な不健康(機能的な能力に限界が生じることを含む)に関係性があることを指摘しています。そして、これは深刻な健康問題を引き起こす可能性があるとのことも…。 
 
 つまり、コア(体の中心)である腰の機能に障害が生じたとするなら、その後は雪だるま式に他の問題を引き起こすだろうと述べています。有酸素容量、そして筋肉量自体も低下していきます。すると、最終的には体の硬直など、その他の危険要素をもたらす大きな要因となると述べているのです。 
 
 たとえば慢性的な腰痛に悩まされ、運動量が減ったとしましょう。即座に憂鬱感をもたらす可能性もあり、そして今度は睡眠や食事・ストレス・自尊心にも影響がおよんでいきます。このような要素に、さらに複数の障害は組み合わさったらどうなると思いますか? 死亡リスクが高めることは予想できるはずです。 
 
 最後にフェレイラ博士は、こう指摘しています。「薬や手術で上手くいけばいいのですが、それでも悪化が止まらない人も中にはいます。腰の痛みに対する最善の治療法というのは、運動を含む健康的なライフスタイルにあるのです。人は生きている以上、適度な運動は必須なのです」とのこと。 
 
 腰痛もちの皆さん、今からでも遅くはありません。適度な運動に心掛け、ぜひとも健康的なライフスタイルをお過ごしください。

MEN’S+/Men's Health

最終更新:3/21(火) 6:10
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