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生きることが奇跡だった神木隆之介 その声、その姿は、今確実に存在している

otoCoto 3/21(火) 7:37配信

『3月のライオン 前編』の初日舞台挨拶が3月18日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。
舞台挨拶には、大友啓史監督、出演の神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、前田吟、中村倫也、新津ちせ、板谷由夏、豊川悦司が登壇した。


幼い頃に、交通事故で両親と妹を亡くし、父の友人だったプロ棋士・幸田柾近に引き取られ、深い孤独を抱えながら、“生きるため”必死に将棋にしがみついてきた桐山零を、本作で熱演している神木隆之介。

そして、幸田柾近を演じた豊川悦司は、現実世界でも神木の成長を見守ってきた人物の一人だ。

今回の舞台挨拶で豊川は「神木君とは、彼が小学生の時に『妖怪大戦争』という映画で戦ったことがあるんですが(笑)、その頃は天才子役と呼ばれていましたけど、今は“子役”が取れて、天才ペラペラ役者になりましたね(笑)。素晴らしい座長感があって、スタッフやキャストのみんなに笑顔を振りまいてました」と絶賛。その成長ぶりを喜んでいた。

筆者も、まだ小さかった頃の神木が、母親と手を繋ぎながら試写を観に来ていた現場に遭遇したことがあるので、今あの時のことを懐かしく感じている。確か、渋谷にあった今はなきシネカノン試写室で、『お父さんのバックドロップ』(2004年公開)という作品を観ていた時だったと思う。

実は神木。この世に生を受けた当初は大病を患っており、助かる確率が1%という厳しい現実を突き付けられていたようだ。しかし、奇跡の回復を見せ、母親も生きている証を残したいという願いから、神木が2歳の時に「セントラルグループ・セントラル子供タレント」へ入団させたことが、芸能界に入るきっかけとなったらしい。
俳優・神木隆之介の活躍ぶりは言わずもがな。
2006年放送のTVドラマ『探偵学園Q』で初主演を務めると、2010年より放送の『SPEC ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』シリーズでは、主要キャラクターの【一十一】役を好演。2012年にはNHKの大河ドラマ『平清盛』で【源義経】を演じ話題を集めた。
また、映画でも、前述の『お父さんのバックドロップ』や『妖怪大戦争』のほか、2012年公開の『桐島、部活やめるってよ』の【前田涼也】役や、2014年公開の『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』の【瀬田宗次郎】役が記憶に新しいところだ。

さらに声優としても大活躍し、スタジオジブリ作品の『千と千尋の神隠し』(【坊】役)や『ハウルの動く城』(【マルクル】役)、『借りぐらしのアリエッティ』(【翔】役)をはじめ、大ヒット作の『サマーウォーズ』(【小磯健二】役)、そして、メガヒットを記録している『君の名は。』(【立花瀧】役)など、神木隆之介の名前はしっかりと“声の世界”にも刻まれている。

「生きている証を残したい」
すでに母親の願いは十分過ぎるほどに叶えられている。
実に親孝行の息子である。

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最終更新:3/21(火) 7:37

otoCoto

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