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今さら聞けない! ナイフとフォークの正しい使い方

オトナンサー 3/21(火) 7:00配信

 レストランで洋食を注文すると出てくる、ナイフとフォーク。しかし、箸で食べることに慣れた日本人のこと、右手にナイフ、左手にフォークを持っても、何となくぎこちない動きをしてしまう人も少なくないはずです。

 オトナンサー編集部では、NHK大河ドラマをはじめドラマや映画のマナー指導を務め、最新刊「運のいい人のマナー」など累計100万部以上のマナーに関する著書がある、マナーコンサルタントの西出ひろ子さんに、「ナイフとフォークのマナー」を聞きました。

テーブルマナーのルーツは英国に

 まず西出さんによると、現在「テーブルマナー」として完成を見ているものは、英国でスタートしたものとされています。その後、スタイルが多少異なる「フランス式」「米国式」などが誕生しました。

 それではナイフとフォークの使い方です。

 英国式とフランス式では、肉などを左端から一口大に切り、切った分だけを、左手に持ったフォークで口に運びます。一方、左端から料理を切り、一度ナイフを置き、左手に持っているフォークを右手に持ち替えて食べる方法もあります。これは「ジグザグ・イーティング」、一般には米国式といわれ、国際的にも認められているスタイルです。

「ただし晩さん会などフォーマルな場面では、持ち替えないほうが無難かもしれません。周囲の食べ方に合わせたスタイルで食べることがマナーの本質です」(西出さん)

 またフォークの背を上にして食べるスタイルを多く見かけますが、近代では、「食べにくいものはフォークの腹を使ってよいとされています」(西出さん)。

食事休みと食事を終えた時のサインは

 次に食事休みのサインの出し方です。

 英国式は、お皿の上で、ナイフの刃を自分側に向けて、その上にフォークの背を上にしてクロスさせます。一方、フランス式は「ハの字」にして置きます。英国式とフランス式で異なるのはナイフとフォークをクロスさせるか、させないかです。

 食事を終えた場合はどうでしょうか。

 英国式は、フォークの背を下にしてナイフの左側に。ナイフは歯を内側に向けてフォークの右に並べて置きます。「ティファニーのテーブルマナー本では、フォークの背を上にして置くと書かれていますが、お店の方々に聞くと、フォークの背を下にしたほうが、フォークが安定してお皿を下げやすくなるそうです」(西出さん)。

 英国式はお皿の6時、フランス式は4時(近年は3時も)、米国式は3時の位置に置くのが一般的とされています。英国式で6時の位置に置く理由は、お店の方がお皿を下げる際に、フォークとナイフが邪魔にならずに、右からも左からも下げやすくするための配慮といいます。

「テーブルマナーでは、同じテーブルやほかのテーブルの方々、また、シェフやお店の方々など、その空間にいるすべての方々とお互いに配慮し合って、心地良く、楽しく、おいしいお料理をいただくことが最も大切です。このようなテーブルマナーのスタイルを知り、実践できることは、いざという時に役立つことがあります」(西出さん)

※参考文献:「運のいい人のマナー」(西出ひろ子著)

オトナンサー編集部

最終更新:3/21(火) 7:00

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