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“世界最速の美術館”現美新幹線で新潟アートの旅

3/22(水) 16:40配信

旅行読売

 “世界最速の美術館”は、時速210キロで新潟県内を突っ走る。この現代アートを展示するミュージアムは、2016年4月に運行を開始した観光新幹線。上越新幹線の越後湯沢―新潟駅間を約50分で結び、土・日曜、祝日を中心に1日3往復運転している。
 現美新幹線のアートの旅は、駅のホームで列車に対面するところから始まる。外観のデザインを手がけたのは、写真家の蜷川実花氏。6両編成の濃紺の車体を、越後長岡の夜空に打ち上げられた花火が彩っている。11号車から16号車までの車両空間は、6人と1組の若手アーティストが創り上げた。車両ごとに異なる雰囲気を味わいながら、まずは車内を見て回るといい。11号車を除いて自由席なので、気に入った場所でソファに腰を下ろし、じっくりアートと向き合える。
 絵画や彫刻、写真などの芸術作品はすべて、この空間のために用意されている。例えば、従来の座席を生かした11号車は、米どころ新潟の「五穀豊穣」や「祝祭」「光」をテーマに、松本尚(なお)氏がシートやカーペットをデザイン。トンネルを出入りするたびに窓のシェードの色が変わるなど、トンネルの多い上越新幹線ならではの楽しみもある。15号車に展示された荒神明香(こうじんはるか)氏のインスタレーションは、車体の揺れに合わせて花びらがゆらゆらと動き、車窓の風景と合わせて、移ろいゆくものが表現されている。三国街道を中心に描いた古武家(こぶけ)賢太郎氏の絵画、新潟の四季を切り取った石川直樹氏の写真、新潟の風景をイメージしたブライアン・アルフレッド氏のアニメーションなど、各アーティストの作品と視点を通して、新潟の新たな魅力が発見できるはずだ。
 アート鑑賞の合間にひと息つくなら、13号車にあるカフェへ。いい香りを漂わせているコーヒーは、燕市の人気カフェが監修したもの。魚沼産コシヒカリの米粉や佐渡バターを使用した焼き菓子、新潟市のワイナリーが製造したアルコールなども提供している。

文/内山沙希子


区間:越後湯沢~新潟
日程:3月4・5・11・12・18~20・25・26日、4月1・2・8・9・15・16・22・23 日、5月13・14・20・21・27・28日
運賃・料金:上越新幹線の運賃・特急料金と同額(越後湯沢~新潟間は指定席5380円、自由席4860円)。自由席を利用したびゅう旅行商品あり
予約方法:指定券はみどりの窓口などで、1か月前から購入可能。びゅう旅行商品は、インターネットまたはびゅう予約センター、びゅうプラザで予約
問い合わせ:びゅう予約センター/電話0570・04・8928

最終更新:3/22(水) 16:40
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