ここから本文です

就活における「建前とウソ」の違い。増沢隆太 人事コンサルタント)

3/24(金) 5:00配信

シェアーズカフェ・オンライン

3月の「広報活動解禁」に合わせて一斉に学内学外企業説明会が始まりました。これは事実上の就職・採用活動解禁であり、就活はいよいよ本番になったといえます。この時期特に学生がとまどうのが企業との付き合い方。社会に出れば避けて通れない、「ウソ」と「建前」の違いというのは学生にとって難問です。

■「本音と建前」に困る学生
社会人が仕事をする上で本音と建前の使い分けはある意味当然であり、それができなければ仕事においては著しく不都合があります。しかし社会経験の乏しい学生は社会の表と裏、本音と建て前の区別ができないことが少なくありません。昨今の学生のように、横のつながり、つまり同年齢間の交流はあっても、サークルやアルバイトをしていない限りは年齢の違う上下関係が希薄になります。

年長の会社員は父親くらいしか交流したことが無いという学生は山ほどいます。就活によってほぼ初めて同世代以外の人と本格的なコミュニケーションを取るという学生が多いのです。そんな学生が企業と渡り合うのは恐怖でしょうし、どうコミュニケーションを取れば良いか、皆頭を痛めます。

さらに面接という独特の緊張感ある空間で環境は悪化します。緊張する環境下で苦手な相手と渡り合うのですから、学生が就活に悩む気持ちは理解できます。ただ、その悩みの中身をもう少し分解して考える必要があるでしょう。単に恐れるだけでは事態は何も進みません。

■大学キャリアセンターのピークシーズンはいつ?
日本独自文化ともいえる「新卒一括採用」ですが、昔から「通年採用」に変えるべき論はあります。一方、大学の就職支援を行うキャリアセンターの業務は今、すでに「通年ピーク」になりつつあります。採用の圧倒的多数は4月入社であるものの、就活以外にもインターンシップが入ってくるからです。

インターンシップという名の隠れ蓑をまとえば、いついかなる時期でも学生と企業が接触できるようになり、かつての就職課・就職部がキャリアセンターと名前を変えたように、就職だけでなくインターンシップもその管轄業務となりました。キャリア支援業務として、就活本番の春(1月~6月くらいまで)は就職関連。それ以外の期間は企業側もインターンシップで次の青田を探すため、結果としてキャリアセンターは通年でピークとなる忙しさになりました。

しかしインターンシップは「就職とは関係ない」ことをうたって行われています。また就職活動も「広報解禁」「採用解禁」と段階別にできることは分かれている・・・・はずです。ではインターンシップで良い印象を残した学生は、全くその影響を引っ張らずに就活をするのでしょうか。広報活動とは、企業情報やキャリアの解説しかしないのでしょうか。就活においては、多分に建て前が跋扈する世界です。

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

シェアーズカフェ・オンライン(SCOL)

シェアーズカフェ株式会社

SCOLはマネー・ビジネス・ライフプランの
情報を専門家が発信するメディアです。
現在書き手を募集しています。特に士業や
大学教授、専門家を歓迎します。