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ハリル監督、“博打采配”的中でガッツポーズ UAE戦「チームの素晴らしい勝利」と上機嫌

3/24(金) 5:00配信

Football ZONE web

「私の指示をみんな聞いてしっかり守ってくれた」と会心の表情

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は23日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の敵地UAE戦で大博打に出た。所属クラブでリーグ戦出場ゼロのGK川島永嗣や2015年3月以来の代表招集となったMF今野泰幸を先発に抜擢するなどサプライズ起用に出たが、川島はスーパーセーブを披露し、今野は値千金の追加点を決める活躍で采配はズバリと冴え渡った。

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 2-0勝利を告げるホイッスルを聞いたハリル監督はベンチを飛び出すと何度もガッツポーズを決めた。日本は快勝で勝ち点を13に伸ばし、最終予選グループBで首位サウジアラビアに勝ち点で並び、勝ち点差で2位につける。

「UAE戦勝利? これが初めてであって、これが最後にならないことを祈っている。このチームの素晴らしい勝利。私の指示をみんな聞いてしっかり守ってくれた。しっかりゲームをマネジメントできた。ワールドカップへの良い道のりだと思う」

 試合後は会心の表情で上機嫌に語っている。ハリル監督はUAE戦のスタメンで浦和レッズGK西川周作の代わりに、川島を先発でサプライズ起用し、大博打に成功した。メンバー選考の条件に所属クラブでの出場機会を常々掲げてきたハリル監督は驚きの人選を見せたが、3月20日に34歳の誕生日を迎えたベテランGKは大抜擢に応える。

 前半20分にチームは最大の危機を迎えた。DF森重からボールを奪ったMFアルハンマディのスルーパスにFWマフブードが抜け出す。川島は1対1のピンチを迎えたが、両足を広げ、股間を狙ったシュートを左足でブロックして完璧に阻んだ。川島は2016年6月3日のキリンカップ・ブルガリア戦以来、約10カ月ぶりの先発抜擢でビッグセーブを披露し、チームの窮地を救った。

疑惑判定で前回敗戦もリベンジ果たす

 そして、ACミランFW本田圭佑の代わりに最終予選2試合連続で右ウイング先発起用のFW久保裕也(ヘント)が1得点1アシストの活躍を見せた。前半14分、右サイドの低い位置でDF酒井宏樹がボールを持つと、斜めのスルーパスに抜け出す。角度のない場所でも迷うことなくノートラップで右足を一閃。相手GKのニアサイドを破る鮮やかなゴールを決めた。

 また後半6分には、最終ラインからのフィードをFW大迫勇也が競り勝ってつなぐと、久保が右サイドから左足でクロス。2年ぶりに代表招集した今野が胸トラップから右足で押し込んで追加点を叩き込んだ。

 昨年9月のホームUAE戦で日本は1-2と不覚を取り、ハリル監督は中東の笛に怒り心頭で、この日の試合前には審判団に「不正当な審判の笛を吹かれることを避けたいですね。お分かりですか? そう期待しています」と要望。FW浅野拓磨のシュートは疑惑判定でノーゴールとなり悪夢を見たが、敵地で見事にリベンジを果たした。

 打つ手打つ手がハマったハリル監督は28日に本拠地でタイ戦を迎える。「タイ戦で勝てなければ、今日の勝利が無駄になる」と指揮官は断言。勝って兜の緒を締める。勝負師ハリルには油断の2文字はないようだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:3/24(金) 5:00
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