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「凄いとしか言いようがない」と香川も脱帽 代表復帰の今野が示した“二人分”の存在感

3/24(金) 22:30配信

Football ZONE web

1年10カ月ぶりの代表戦で攻守に奮闘 殊勲の1ゴールは「奇跡です」

 ガンバ大阪のMF今野泰幸は1年10カ月ぶりとなる代表戦で、ゴールを決めるなど獅子奮迅の活躍を見せた。中盤でともにプレーしたMF香川真司(ドルトムント)に、日本が12人で戦っていたと感じさせるほどの存在感を放ち、「チームで一番素晴らしいプレーヤー」と絶賛されている。

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 主将のMF長谷部誠が負傷離脱というピンチのなか、代役として起用されたベテランが期待に応えた。前半から精力的に中盤で動いてピンチの芽を摘むと後半6分、ゴール前にまで顔を出す豊富な運動量でゴールにつなげた。

 最終ラインからのフィードをFW大迫勇也(ケルン)が競り勝ってつなぐと、前半14分に先制点を決めていたFW久保裕也(ヘント)が右サイドから左足でクロス。FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)に相手が引きつけられた背後に回り込んだ今野が胸トラップから右足で押し込んでシュート。2014年11月18日のオーストラリア戦以来、約2年4カ月ぶりとなるゴールを決めた。

 今野は得点について、試合後に「もう出来過ぎですね。奇跡です」とコメント。「胸トラップして、フリー過ぎて、どうしようって焦っちゃったら逆に(笑)。とにかく枠に飛ばそうと思ったら、なんとか入りましたね」と殊勲の一撃を振り返った。

 代表復帰戦を勝利で飾ったことに関しても、「今日の試合はどうなろうと、勝ち点3を取ることが日本代表にとって大事なことだと思ってたから、それが達成できたから大満足です」と語った。

“サプライズ招集”の男がハリル流の最適解に

 攻守に奮闘した今野を、中盤でともにプレーした香川も絶賛している。とりわけ圧巻だった運動量には、味方ながら圧倒されていたという。

「12人分って言ったら変ですけど、やはり凄い運動量で、得点も取ったし、本当に凄い。チームで一番素晴らしいプレーヤーだったんじゃないかと思います」

 34歳のベテランMFは、まるで分身したかのような働きを見せたという。昨季レスター・シティでFW岡崎慎司とプレーし、今季からチェルシーで活躍しているフランス代表MFエンゴロ・カンテは、ピッチのあらゆるエリアをカバーする運動量から「ピッチ上に二人いる」と表現されるが、今野もそれを髣髴(ほうふつ)とさせるような働きだったようだ

 実際にアジアサッカー連盟公式サイトのデータでも、タックル数6回とボール奪取数10回はゲーム最多、ボールタッチ数92回はチーム最多と圧倒的な存在感を示したことが証明されている。

 香川は「凄いとしか言いようがないですし、今のサッカーに今ちゃんのスタイルはすごく生きていると思う」と、長谷部不在のなかで今野起用がハリル監督にとっての最適解になったと強調。「経験であったり、プレースタイルは今のサッカーに欠かせないというか、やはり脱帽ですね」と賛辞の言葉を並べた。

 今野本人は「まだまだ俺、全然ハリルのサッカーできてないです」と適応しきれていないと謙遜したが、この試合で残したインパクトは絶大だった。サプライズ招集の一人となった男が、ハリルジャパンに新たな発見をもたらした。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:3/24(金) 22:30
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