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なぜ Google は「ヘッダー入札」にとどめを刺さないのか?

3/25(土) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

プログラマティックの統合が急速に後退する状況は起こりそうにない。

Googleが「ヘッダー入札を終わらせる」という報道が相次いだのは、2016年4月のこと。きっかけは、同社がサーバーサイドの製品を開発しているというAdExchangerの記事だ。しかしそれ以来、サーバーサイド製品の市場では競争が激しくなり、ヘッダー入札を導入するパブリッシャーが増え続けている。情報筋によると、そうしたパブリッシャーはGoogleの次の動きを注視しながらも、同社の次期製品がヘッダー入札を終わらせるという説には懐疑的だという。

Googleヘッダー入札の現在をもっと詳しく(英文記事へのリンクあり)

「私の予想では、(Googleがエクスチェンジ入札で)ヘッダー入札を即死させたりはしないだろう。とりわけ、パートナーの大半がサーバー・トゥ・サーバー・ソリューションに取り組んでいる現状では」と、IBTメディア(IBT Media)のマーコ・サミュエル氏は語る。

注目すべき先陣争い

Googleのサーバーサイド製品であるエクスチェンジ入札は、いまも試験段階にある。同社は、この製品を市場投入する時期を発表しておらず、具体的な統計データやテスト結果も明かしていない。ただし、Googleの広報担当者によると、2016年4月以降、パブリッシャーのパートナーの数を4倍に増やし、パイロットプログラムにおけるエクスチェンジパートナーの数も倍増させたという。さらに2016年11月にスマアト(Smaato)と提携して以来、ふたつのモバイルアドエクスチェンジをプログラムに加えている。イールドモ(Yieldmo)とモブフォックス(MobFox)だ。

情報筋は、Googleのエクスチェンジ入札がパブリッシャーに大きな衝撃を与える可能性を認めながらも、同社の市場支配力が4月の時点より弱まっていることを強調した。4月以降、市場の競争は激しさを増し、Amazon、アップネクサス(AppNexus)、bリアルタイム(bRealTime)、イールドボット(Yieldbot)、インデックスエクスチェンジ(Index Exchange)といった企業がこぞって、独自のサーバーサイドインテグレーションに取り組んでいる。競争の激しい市場で、どのソリューションが大勢から採用されるのかはわからない。

「注目すべき先陣争いがある。パブリッシャーを支援するスケーラブルなサーバー接続とサプライサイドプラットフォーム(SSP)風のツールを、どこが最初に開発するかという競争だ」と、あるパブリッシャーの幹部(匿名希望)は語る。「GoogleとAmazonはサーバー接続を提供しているが、ツールはない。ベンダーはツールを提供しているが、サーバー接続はない。そこで問題になるのは、ベンダーがサーバー接続を提供する前に、GoogleやAmazonが優れたパブリッシャー向け製品を開発できるかどうかだ」。

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