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常夏の国マレーシアでハフハフ食べる じんわりと体にやさしい愛しのお粥

3/25(土) 12:01配信

CREA WEB

 知る人ぞ知る美食の国、マレーシア。この連載では、マレーシアの“おいしいごはん”のとりこになった人たちが集う「マレーシアごはんの会」より、おいしいマレーシア情報をお届け。

マレーシア人はお粥をよく食べる

 二日酔いだったり、疲れ気味だったり。旅先でも日本でも、体調がイマイチの日は誰にでもありますよね。こんな日にぴったりのごはんが、美食天国マレーシアにはあります。それは、お粥。

 お粥は、中国系マレーシア人のいつものごはんで、本場中国の味に勝るとも劣らないおいしさ!  具の種類も驚くほど豊富です。

 英語で「ポリッジ」、中国語で「ジョウ」と発音し、大きくわけて2つのタイプがあります。ひとつは「広東粥」とよばれ、米粒がなくなるほどトロトロに煮込まれたもの。

 もうひとつは、水分多めのサラサラ粥。「潮州粥」とよばれるタイプで、多種のおかずと一緒に食べます。

 それでは、それぞれのお粥について詳しく紹介しましょう! 

口あたりなめらかな広東粥消化のよさも抜群

 広東粥は、生米からご飯の粒が見えなくなるまでコトコト数時間。とろとろの食感になるまで弱火でじっくり煮込みます。鶏スープや調味料を加え、お粥自体にしっかり味がついているのが特徴です。

 広東粥は、お店によって色んな具が選べます。私が好きなのは、豚だんご、ピータン、ピーナッツ。干し牡蠣とピーナッツ、塩卵と鶏だんご、というように2~3種の具をミックスするのもおいしいです。骨付きのカエル、殻付きの大海老、豚の腸のカリカリ揚げ、魚の刺身などの個性的な具もあります。

 ちなみに、マレーシア人は朝か夜に広東粥を食べます。昼にもいいのですが、30度を超える猛暑のなかでグツグツに煮こまれたお粥を食べるのは、一種のガマン大会に近い過酷さ。昼に食べるときは、屋台ではなく屋内のレストランをおすすめします。

おかずでビールを飲みシメにサラサラ潮州粥

 日本ではあまり知られていない潮州料理ですが、マレーシアでは人気。なかでも潮州粥にはファンが多く、私もマレーシアに暮らしていたころ、せっせと通っていました。

 お粥自体はとてもシンプル。サラサラに炊いたご飯で、味つけはありません。潮州粥の大きな特徴は、お粥に合わせる多彩なおかず。多い店になると50種近いメニューがそろっています。

 豚ホルモンの醤油煮、豚の角煮、アサリのピリ辛炒め、四角豆の炒めもの、煮卵、厚揚げ、冬瓜入りの鶏スープなど。おかずは醤油系の味つけや干し海老を使ったものが多く、日本人にもなじみのある味。ビールのおつまみにも最高です! 

 さらに、マレーシアではこんなところでもお粥が食べられます。

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最終更新:3/25(土) 12:01
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