ここから本文です

サウジアラビア初の世界遺産が 国民から忌み嫌われる理由とは?

3/25(土) 12:01配信

CREA WEB

Magnificent View #1271マダイン・サーレハ(サウジアラビア)

 マダイン・サーレハは、サウジアラビアの北西部に位置する砂漠の中の古代遺跡。「岩だらけの場所」を意味する「アル・ヒジュル」とも呼ばれている。

 残されているのは、紀元前1世紀~紀元1世紀にナバテア人が築いたとされる建造物だ。ナバテア人の考古遺跡としては、ヨルダンのペトラ遺跡に次ぐ規模を誇るという。

 なかでも目を引くのは、巨大な奇岩をくり抜き、そこに神殿風の彫刻を施した墓石の数々。砂漠のなかに点々とそれらが残る風景に圧倒される。

 ここはサウジアラビア初の世界遺産だが、国民には不吉な場所として嫌われているのだそう。その理由は、コーランの一節に、マダイン・サーレハは過去にアッラーの怒りに触れて罰を受け呪われた場所と記されているため。

 とはいえ、保存状態もよく、歴史的には貴重な遺跡。イスラム教徒ではない歴史好きにとっては、ぜひ訪れてみたい場所のひとつとなっている。

芹澤和美

最終更新:3/25(土) 12:01
CREA WEB

記事提供社からのご案内(外部サイト)

CREA

文藝春秋

2017年9月号
8月7日発売

定価780円(税込)

100人の、人生を豊かにする1冊、1曲、1杯
本と音楽とコーヒー。

岡村靖幸×ほしよりこ
高橋一生「ひとり、静かな生活」

ほか