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関ジャニ∞ 大倉忠義 × 錦戸亮の“torn”には好きがこぼれている 2人が『カルテット』共感した理由

3/26(日) 7:00配信

リアルサウンド

 メンバー間の仲の良さに定評のある関ジャニ∞。信頼関係があるからこそ成り立つフリートークで生まれる笑いは、まさにチームワークのたまもの。なかでも、シュッとしたふたりである大倉忠義と錦戸亮のコンビは、甘いマスクでありながらキレのあるトーク、遠慮のないツッコミを披露するという共通点も多く、ときどき行動がうっすらとかぶるところが楽しい。

 それぞれのイニシャル(t=忠義、o=大倉、r=亮、n=錦戸)をとって、コンサート内ユニット「torn」を組み、同名のオリジナル曲も披露していることから、ファンの中でも愛されているコンビだ。(ちなみに「torn」はCD音源化されておらず、『COUNTDOWN LIVE 2009-2010』、『KANJANI∞ LIVE TOUR!! 8EST』のDVD映像として収録)

 そんなふたりが先日、ジャニーズ公式携帯サイト『ジャニーズweb』で関ジャニ∞グループ連載『関ジャニ戦隊∞レンジャー』を更新。錦戸が3月22日に「カルテットが終わっちゃった」とつづると、大倉が3月23日に「みぞみぞします。ロスです。ミートゥーです」と記載。

 もちろん、これはドラマ『カルテット』のことだろう。このやりとりには、ファンも「tornもカルテット見てたんだね」「同じドラマを見ていたなんて」「ふたりそろってカルテットロス、かわいい」と、ファンを喜ばせた。美形アイドルなふたりが、いち視聴者として『カルテット』に一喜一憂しているという親近感がわく。

 関ジャニ∞には長くて苦い下積み時代があったことは有名な話。うまくいかない時期を過ごした経験があるからこそ、夢追い人となった大人のキリギリスたちが繰り広げるストーリーに心を打たれたのかもしれない。

 ふたりは、1997年に同じオーディションを受けてジャニーズ入り。錦戸が、すぐに東京でテレビやメディアで活躍する人気者になるが、大倉を含めて関ジャニ∞メンバーは、デビュー後も鳴かず飛ばずの日々。仕事がなく、アルバイトをしなくてはならなかったほどだ。

 大倉も、飲食店の事務やレジ打ちをする日々があったという。そんな中でも、錦戸が大倉にお気に入りのアーティストのアルバムや、オススメの洋楽をまとめたCDをプレゼントしたという。「関ジャニ∞でいつか大舞台を立ちたい」そんな夢を追いかけた彼らはまさに『カルテット』における“カルテットドーナツホール”の関係性に近い感覚だったのではないか。

 2005年には、錦戸が出演したドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)を、まだ大阪に住んでいた大倉が、東京の錦戸の家に泊まって鑑賞。錦戸が「タオルを使え」を言われるほど、大倉がぐしょぐしょに泣いたというエピソードもある。

 それは、後に錦戸が「ドラマ『1リットルの涙』の話がきたとき、“俺はこの仕事を死ぬ気でやらなあかん”って思った。だからジャニーさんに電話して“東京に住んで死ぬ気で頑張ります”って言ってん。で、大倉にもそれを言った」( 『Dear Eighter』より)と語っている。

 「自分で作った曲を聞かせるのは、まず大倉」(雑誌『with』連載2012年10月号『C∞MBI i』より)と話すほど、信頼感を寄せているのがわかる。錦戸が大倉を同志と慕うのは、人には見せない努力家な部分を知っているからなのだろう。

 もちろん大倉も、錦戸に対して「天性のスター」と尊敬してやまない。一方で「コミュニケーションが得意ではない」「弱い部分もある」(『Dear Eighter』より)と、ダメな部分をダメだねと笑い合える『カルテット』的な絆だといえる。まさに、ふたりの言動には好きがこぼれている。

 今や、歌に演技にバラエティにとマルチに活躍するふたりの背景を知れば知るほど、『カルテット』に共感する理由が浮き彫りになってくる。これからもふたりがギターとドラムという楽器を積み込み、関ジャニ∞のメンバーと共に、人生の旅を続けていく姿を想像すると、いつまでも応援したくて、みぞみぞする。

佐藤結衣

最終更新:3/26(日) 7:00
リアルサウンド