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「ボール保持のイメージが湧きます?」と本田が警鐘! ハリル流の堅守速攻はタイに有効なのか

3/26(日) 7:30配信

Football ZONE web

敵地UAE戦とは正反対の展開を予想 「カウンターをやらせてもらえないですよね」

 日本代表FW本田圭佑(ACミラン)は28日に迎えるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選、ホームのタイ戦で堅守速攻というハリルスタイルが噛み合わない可能性を指摘し、強く警鐘を鳴らしている。

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 25日に埼玉県内で行われた代表練習後、本田は2試合連続でベンチスタートとなった23日の敵地UAE戦の勝利を振り返った。

「結果重視の試合でしたよね。そういう意味では、言うことなかったんじゃないかと。失点もしなかったし、(試合の)運び方も立ち上がりに点を取って後半に追加点。理想的な勝利だったと思います」

 ミランで戦力外状態となっている本田は、代表でも右ウイングのレギュラーの座をヘントFW久保裕也に奪われた。かつてのエースの出番は、久保が足をつった後半33分から。直接FKの場面で、数少ない壁に思い切りぶつけるなど見せ場はなかったが、2-0リードを守りきる“クローザー”としての役割を果たそうとしていた。

 日本は勝ち点を首位サウジアラビアと並ぶ「13」に伸ばし、得失点差で2位。そして、次の相手はここまで未勝利で最下位に沈むタイだ。本田はタイ相手に「デュエル」という1対1の激しさをひたすら強調する、堅守速攻をベースとしたハリルスタイルの有効性に疑問を示した。

「思った以上に厳しい試合になる」

「思った以上に厳しい試合になると思います。引かれると思うので。逆にこの代表がやっているサッカーは、攻められる方が特長を生かせるのかなと感じるので。カウンターをさせてもらえないですよね、引かれると。これは今、結構大変なんじゃないかと思います。(ボールを)保持してやるイメージが、皆さん湧きますか? という話ですよね。僕らは湧かさないといけないですけど、課題はあるでしょうね」

 タイは日本との敵地決戦で、自陣に深く引いてくる可能性が高い。堅守速攻を軸に久保と原口ら両サイドの局面打開力が生命線となっているハリルジャパンの攻撃で、タイが自陣深くに引きこもった場合に攻略できるのだろうか。ポゼッションを志向したアルベルト・ザッケローニ元監督時代と対極にある、ハリルスタイルでのタイ攻略の難しさを覚悟している。

 前回のUAE戦では、チーム全体で守備から入るスタンスが功を奏した。さらに前半13分という早い時間帯に得点を挙げてリードしたことで、カウンターでゴールを脅かす理想的な展開につながった。タイ戦では対局の展開が待っているかもしれない。

「この間のUAE戦だけでは、それ(ボール保持)をイメージするほどの内容は見せられなかったから。全くUAE戦と同じサッカーをしたら良いサッカーをできるということではないので、サッカーの場合は。全く違うサッカーになるでしょうね。そこはイメージしておかないといけないと思います。それは選手全員が分かっていると思いますけど」

 本田はこう語っている。ボールを支配する時間が増える可能性の高いタイ戦で、ハリルジャパンは勝ち点3を手にできるのか。そして、警鐘を鳴らした本田自身は世代交代の進む危機的状況で出番を手にできるのだろうか。大きな注目が集まる一戦となりそうだ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:3/26(日) 7:30
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