ここから本文です

「採用面接」はなくなる

3/27(月) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

Inc.:ほとんどの会社は社員を採用するときは、対面式の採用面接を行っています。しかし、その方法で本当に適切な人材を採用できるのでしょうか? そうでもなさそうです。

【「採用面接」がなくなる日はくるのか?】

なにせ面接される人の81%が採用面接中に嘘をつくのですから。

これは、社会心理学者であり『The Best Place to Work』という著書もあるRon Friedman氏が提供している数字です。

Friedman氏に言わせれば、こうなる理由は簡単で、面接される人が嘘をつくしかない状況を会社が作り出しているせいです。

たとえば、私がある会社の採用面接を受けているとしましょう。あるスキルを備えているかどうか面接官に聞かれたとき、そのスキルが自分には無いことを正直に言うと採用されないのは明らかです。この場合、私に残された唯一の選択肢は、遠回しに話しながら将来上司や同僚になる可能性のある人に間違った印象を与えることです。その結果、雇用主は常に耳に心地よい不誠実な回答をされて、それを甘いキャンディ食べるように喜んで真に受けてしまうのです。

面接官の脳にはバイアスがかかる

さらに追い打ちをかけるようですが、考えてもみてください。たとえ応募者が100%正直に回答したとしても、果たして面接官は目の前の人物を正確に評価できるでしょうか?

私たちは他人を見てその人のスキルセットを評価するとき無意識にバイアスをかけています。魅力的な女性、高身長の人、深みのある声で話す人と面接するときは恐らくそうなります。Friedman氏によれば次のことが実証されています。

・外見が良い人はそれほどでもない同僚より有能で、知的で、資格要件を満たしていると評価される傾向があります。しかし、客観的にはまるで根拠がありません。

・高身長の人は低身長の人よりリーダーシップがあると評価されがちです。女性に関しても同じ結果になりますが、男性ほど身長は影響しません。さらに、あらゆる年齢で身長と給料には明確に関連があることが数十年にわたるデータで明らかになっています。

・深みのある声や低音で話す人は意志が強く、倫理的で信頼に値すると見られがちです。

こうした要因によりどうしても評価が偏ってしまい、面接の仕方にも影響が出てしまうことが研究で実証されています。

Friedman氏によれば、面接官が候補者を外交的なタイプだと思いこむと「グループのリーダーをした経験について話してください」といった質問をします。

しかし、候補者が内向的なタイプだと思い込むと「グループのリーダーをするのは苦になりませんか?」というように少し違う質問をするかもしれません。

どちらの質問も同じ話題を扱っていますが、候補者に対する面接官の思い込みによって質問の枠組みが違ってくるので、候補者は面接官が抱いた第一印象やバイアスを確定するような回答をしてしまうことになります。Friedman氏はそれは望ましくないことだと語っています。

1/4ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフハッカー[日本版]

株式会社メディアジーン

毎日更新中

ガジェットなどを駆使し、スマートに楽しむ仕事術「Lifehack」。「ライフハッカー[日本版]」では、その言葉を広義に捉え、生活全般に役立つライフハック情報を日々お届けします。