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新たに導入! 知っておきたいセルフメディケーション税制

3/27(月) 12:20配信

リビング福岡・北九州

今年から新たに導入された、医療費控除の特例「セルフメディケーション税制」。その制度の内容やポイントについて聞きました。

課税所得400万円の人が対象医薬品を年間2万円購入した場合の減税額例

■薬を買ったらレシートをチェック!
 今年中は捨てずにおきましょう

WHO(世界保健機関)によると“セルフメディケーション”とは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。

今年から始まった「セルフメディケーション税制」はこの考えに基づくもので、特定の成分を含んだ「スイッチOTC医薬品」の年間購入額が、合計1万2000円を超えた場合に適用される制度です。

■「スイッチOTC医薬品」とは?
医療用医薬品が一般用薬品に転用されたもので、対象となる市販薬は83成分を含む1601品目(平成29年2月14日現在)。パッケージには、対象商品を示すマークが順次付けられます。

※対象商品を示すマークは、対象商品であっても、現段階ではまだ付いていないものも。その場合は、レシートや領収書に「セルフメディケーション税制対象商品」や「★」マークが印字・記載されています

■申告の方法は?

同税制を受けるには、確定申告が必要です。申告できるのは、(1)その年に特定健康診査、予防接種、定期健康診断、健康診査、がん検診などいずれかを受けた人、(2)1年間で対象となるスイッチOTC医薬品を1万2000円を超えて購入している人(扶養家族分を合算できます)。以上の条件を満たす人です。

■必要な書類は?

申告時には、対象商品の購入を証明するレシートまたは領収書と、検診や予防接種などの領収書や結果通知書を提出します。薬を購入したときのレシートは捨てないで、今年1年、大切に保管しておいてください。

また従来の「医療費控除制度」との併用はできません。各家庭の状況に合わせてどちらを適用するか、しっかり見極めるようにしましょう。


■取材協力
公益社団法人 福岡県薬剤師会 常務理事
前田 敦子さん