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田中圭「佳介は一歩間違うと鼻につく人です(笑)」

3/29(水) 8:00配信

ザテレビジョン

4月6日(木)より、日本テレビ系にて放送される新ドラマ「恋がヘタでも生きてます」。同ドラマで、主人公・茅ヶ崎美沙(高梨臨)に恋をする会社社長・雄島佳介を演じる田中圭にインタビューを敢行。自身の役どころから、恋愛観までを語ってもらった。

【写真を見る】美沙(高梨臨)と佳介(田中圭)の「運命の出会い」に思わず胸キュン!?

――撮影は始まったばかりですが、演じてみていかがですか?

原作の佳介は、男性の僕からしても「それはほれるよ」というぐらいの、欠点が一つも見当たらないくらい完璧な王子様なのですが、ドラマではちゃんとリアリティーのある人間となるように演じています。でも、原作がそういう感じなので、王子様っぽいせりふがすごくたくさんあるんですよ。

美沙の上司として、優しく「この仕事一人で頑張らなくてもいいんじゃないかな」とか「仕事を頑張っている君の熱い思いはわかるよ」とか言うんですけど、言い方一つ間違えるとすごく鼻につくやつなんです(笑)。そうなってしまう怖さもあるので…やっぱり難しいですよね。

ちょっと集中切らしてせりふを言ってしまったり、台本の字をそのまませりふで言ってしまうと、すごい嫌なやつに映っちゃうんだろうな~という危機感を持って、常にお芝居しています。

あとは、分かりやすい「二の線」の役なのですが、僕はどちらかというと二の線の役があまり好きではなくて、今まで縁がなかったんです。なので、全てのせりふも「絶対みんなが予想する感じで言わねぇぞ!」という思いがあって(笑)。でも、本質は絶対に外してはいけないので、そこは苦労しています。

そもそも佳介は、美沙と出会って、“二度目まして”で名前を聞いて、聞いた5秒後にキスするようなヤバいやつなんですよ(笑)。でも、そういうシチュエーション・台本だからキスしたのではなくて、ちゃんとそこに説得力を持たせられるように、みんなで考えながらやっています。

スタッフさんも監督も出演者もみんな明るくて、すごくいいチームワークでやれてるので、現場はすごく楽しいです。これから先の展開や、新しい台本が来るのがすごく楽しみと思えるような作品なので、当然気合いも入っていい感じでやっていると思います。

――美沙を演じる高梨さんとの共演についてはいかがでしょうか?

「5→9~私に恋したお坊さん~」(2015年、フジテレビ系)で一度共演はしているんですが、その時はあまりシーンでの絡みがなく、しっかりお芝居をするということがなかったんです。ただ、「5→9」メンバーはみんな仲が良くて、撮影が終わってから何回かご飯会もして、お話はしていました。

今回、あらためてちゃんと目を見てお芝居をする上で、シーンをどう構築するかなど2人で相談もしていますが、感覚的には初共演でも人となりを知っている分やりやすさはありますね。臨ちゃんはお芝居によってリアクションが全然本当に変わる子なんで、演じていて楽しいです。

――前クールでも「東京タラレバ娘」(日本テレビ系)に出演されるなど、多くの作品に出演されていますが、役どころへの切り替えで難しさを感じることはありますか?

「タラレバ」では不倫の伝道師として(笑)、精いっぱい演じました。「タラレバ」の話になりますが、撮影が始まる前プロデューサーに唯一確認したのが、「これは遊びですか? 本気ですか?」いうことで。そこで「本気です」と言われたので、僕的には「不倫」ではなくて本気のつもりで演じていたんです。

もちろん状況が状況なので、「不倫だから駄目だよ」というのは分かるんですが…。「タラレバ」で演じた不倫の伝道師から、今回は見ている方々に分かりやすく「こういう恋がしたい!」と思ってもらえる役に変わるので、そこはふれ幅があって面白いなと思います。

役の切り替えは今のところそんなに苦労していないんですが、これからどんどん忙しくなってきて、その時までにはある程度、今の佳介という役を落とし込んでおかないとちょっときついかなっていう危機感はあります。とは言え、僕も一応10数年やっているので大丈夫だと思います(笑)。

――佳介のような男性をどう思いますか?

うらやましいな~とは思います。(美沙へのアプローチなどは)恐らく自分が今までやってきたことが裏付けとなって、ちゃんと説得力のある自信を形作っているからこその態度だと思うのですが、役作りという意味ではそこに一番心が折れちゃいけないところだなっていう。

僕は「ニューヨーク帰り」という設定の役を演じることが結構あるんですが、僕自身全然英語を喋れないですし(笑)。本当に台本で英語が出ないことをずっと願っているところもありますし、その時点で負けているんですよね、佳介に。

だからこそ、「英語のせりふとかかかってこいよ!」という気持ちもちょっとはあります(笑)。自分と似ているところはないです。本当にないです! むしろ今まで演じてきた役の中で、犯罪者というのを除けば一番遠い人物ですね。

――純愛を描くということで“胸キュン”シーンもたくさんあるかと思いますが、田中さんご自身が胸キュンするのはどんなシーンですか?

美沙のギャップですね。美沙のかわいらしいところって、何に対してもすごく一生懸命なところなんですよ。美沙は仕事に一生懸命ですが、それは自分がちゃんと立っていられる理由の一つに「仕事」という要素があるからこそ、仕事をがんばっている部分があるんです。

佳介の登場によって、美沙の中に「恋愛」という要素も入ってきますが、彼女なりに恋愛に一生懸命取り組んではいても、恋が下手だからカラ回ってしまう。そういう、ヘタなりに一生懸命な姿勢が伝わる時はキュンとしますね。

それから、佳介が諭すように「誰かに頼るのはそんな難しいことじゃないよ?」みたいなことを言うと、全然納得していない顔で「分かりました」て言った直後に、ちょっと目を潤ませながら「でも大丈夫です」って去っていくんですよ。全然素直じゃない!っていう(笑)。ああいう姿は面白いなど思いました。

――佳介は“ゴブリン”という犬を飼っていて、物語の中でも重要な役割を果たしますが、ワンちゃんとの共演はいかがでしたか?

もうゴブリンは僕を主だと思っているんじゃないでしょうかね(笑)。これまでも動物モノの作品をやったこともありますし、僕自身実家で長いこと犬を飼っていたので、犬との距離感はどちらかというと慣れています。そんなに苦労することもなく、「かわいいな~」って感じでした。

――ドラマでは美沙をはじめとして、さまざまなタイプの女性が出てきますが、田中さんはどのキャラクターが一番タイプですか?

毎回この手の質問に対して申し訳ない答えしか出ないんですけど、今回僕は佳介を演じているので、美沙がタイプになっちゃうんですよね。どうしても影響されてしまいます。

――この作品は恋がヘタな人がたくさん出てくる作品ですが、田中さんご自身は恋が得意な方でしょうか?

得意ではないと思うんですが、ヘタかと言われるとちょっと腹が立つところもあります(笑)。まあ、人並みじゃないですかね? 特別うまくもないし…。

――では、“恋ヘタ”なエピソードも特になく?

恋がヘタなエピソードですか? そうですね…。でも、相手に気持ちをうまく伝えられないっていうのは多々あったんだろうなあと思うし、恋愛においてみんなが踏むであろう擦れ違いなどは人並みにしてきているだろうし。

今それを聞いて、僕も嫁さんに日々の感謝を伝えていかなきゃなって勝手に反省し始めました(笑)。でも本当に人並みだと思います。ちゃんと相手のことを思う気持ちは忘れずに、でも自分の気持ちも大事にしていければと思っています。

――恋愛以外に、ご自身で「不器用だな」と思うことはありますか?

ダンスですね(笑)。運動神経は決して悪くはないと思ってますし、「運動神経悪いね」と言われたこともないんですけど、「なのになんでおまえはダンスがそんなにヘタなんだ!」と言われたことがあって。テレビで踊ったこともあるんですけど、逆の意味ですごい評判を受けまして(笑)。ちょっとへこみました。

――田中さんは肉体美にも着目されることが多いと思いますが、今回そういったシーンも期待できますか?

ベットシーンもあるので、脱ぐとは思うんですよ。この作品の撮影に入る前、マネジャーから「脱ぐので、体は鍛えておいてください」って言われまして。体を鍛えるのってそんなに好きではないんですが、「一応やっておこう」っていうくらいでは鍛えています。

やっぱり言われてちょっとカチンときたので(笑)、「ゴリラマッチョで出てやろう」とは思ってます(笑)。もしかしたら本当にゴリラみたいな感じで出るかもしれないですが、逆にあまりやらないで、リアリティーある感じにとどめておくかも分からないです。今はちょっと、気分で(具合を)探っています。

――先ほど王子様っぽいせりふの話がありましたが、印象的なせりふはありましたか?

めっちゃありますよ! まず、美沙と二度目ましてで会った時に「また会えたね」て言うんですよ(笑)。正直「はぁ~!?」て思うところもあるんですよ。前日だって別れ際「また明日」と言って帰っておきながら、翌日美沙を探して会いに来て「また会えたね」って、なんか恥ずかしいじゃないですか。

今はこう言ってますけど、実際演じている時は「はぁ?」と思いながらせりふを言えないので、自分と役との温度差をなくす作業が結構大事ですね。じゃないとどうしてもせりふ臭くなっちゃうんです。だから「もっと君のことが知りたい」とか、クサいせりふをどれだけサラッと言えるかが勝負ですよね。

――美沙のような、仕事には一生懸命だけど恋がヘタな女性はどう思いますか? また、「こうしたらいいのに」というアドバイスはありますか?

最近は女性が第一線でバリバリ仕事をし続けたりする一方で、インターネットとか恋愛の刺激に変わる楽しいものがすごく普及していってるから、今の若い子で恋愛をしていない人が多いんだと思うんですよ。

でも、それこそ戯曲で何百年も前の恋愛模様を演じるように、人の気持ちには本当に普遍的なところもあるし、そういう中で恋愛ってすごい楽しいと思うんですよ。僕は結婚していますが、恋愛している人の話聞いていると、楽しそうだから「いいな~、うらやましいな~」ってどうしても思っちゃうし。

やっぱり恋愛で一喜一憂しているところもすごくすてきだな~って。そこまで感情を揺さぶられる経験ってなかなかないと思うので、何か本当に純粋に恋愛をすることの良さ、恋愛をしたという経験を、どんどん自分の中に蓄積していってほしいなというのは、みんなに対して思います。

だからそういう恋愛をしてないとか、恋愛ができない女性たち…。男性もそうなんですけど、そういう方たちに見ていただいて、何か「恋愛っていいな」とか「恋愛したいな」と思ってもらえるだけでも、すごく意味のあるドラマに変わると思うので。そこはスタッフ一同頑張ります。

――佳介自身の注目ポイントはどんなところですか?

あんまり自分で「キュンキュンさせるぜ!」みたいなことは言えないんですが(笑)、でも本当に不安だらけの中、自分自身もプレッシャーを感じる役だし、結構見た目で判断されがちな中で中身のある男にはしなきゃいけないと思ってやっているので、そこはちゃんと届けていきたいですね。

佳介自体もまだ全然底知れていないというか。僕自身まだ役が作りきれないくらい伸びしろや奥行きがあるし、これから人間的に成長したりとか、美沙と一緒にたくさんの試練を乗り越えたりしていく作品になっているので、最終回まで佳介自体もちゃんと変わっていくと思います。

そういう過程だけでなく、登場人物みんなの不器用さとか、美沙と佳介のコンビのかわいらしさとか、2人で一緒に落ち込んだりとかするのを、応援しながら見てほしいなと思います。

――最後に、視聴者に見どころを含めてメッセージをお願いします。

「恋がヘタでも生きてます」というタイトルにある通り、より人生を豊かにするためのスパイスとして「恋」というものがあって、そこにはうまい、ヘタなんてないんだっていう。繰り返しになりますが、恋愛を皆さんにしていただきたい、そういうドラマにしたいという思いがあります。

本当に個性豊かなキャラクターがそろっているし、それぞれのいろいろな恋が育まれていくし、登場人物全員恋がヘタなので、木曜夜0時にぴったりのラブコメとして見やすく、でも見応えがあるようなドラマにしたいと思いますので、ぜひ皆さん見てください!

最終更新:3/29(水) 13:01
ザテレビジョン

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