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仕事にも健康にも、静寂がいちばんな理由

3/29(水) 20:10配信

ライフハッカー[日本版]

耳を澄ませてみてください。おそらく、何か聞こえるはずです。サイレンの音、換気扇のまわる音、かすかに聞こえる誰かの会話、時計のチクタク音。この世界には、完全な静寂はほとんどありません。あまりにも珍しいため、完全な静寂に遭遇すると衝撃を受けるほどです。

【静寂には、それだけの価値はある?】

私たちは、時に被害を受けるほどに音を歓迎しています。静寂は、もっとも認識されていない生産性ツールと言えるのではないでしょうか。そこで、ノイズについて考えてみたいと思います。

ノイズの問題

削岩機の不快な音やロックコンサートの爆音が聴力に悪影響を及ぼすことは常識です。でも、有害なノイズはそれだけではありません。

毎日のノイズには、有害なものが2種類あります。1つが過剰なノイズ。空港近くでずっと続く大きなノイズなどです。もう1つが、身のまわりの一般的なノイズによる妨害。会話や職場の同僚からの中断などです。

前者のほうが有害そうに思えますが、実際はどちらも、生産性と正気に悪影響を及ぼす可能性があるのです。

過剰なノイズは健康に悪い

過剰なノイズのそばにいると、健康に深刻な悪影響があります。疫学者によると、高速道路や空港などの慢性的な騒音源と高血圧の間には相関が認められるそうです。高血圧は、脳や腎臓に損傷を与えるなど、ほかの健康リスクへとつながります。

ほかにも、ノイズと睡眠不足、心疾患、耳鳴りの間の関係も指摘されています。常にうるさい場所に住む人は、ストレスホルモンが高い傾向があります。

フローレンス・ナイチンゲールは、静寂を看護における重要なパートと位置付けていたと言われています。それなのに、現代の病院は昔に比べて極めてうるさくなっています。病棟へのテクノロジーの導入が進み、病院の平均騒音レベルは、世界保健機関が定める処置室の病院騒音ガイドラインを大きく上回っています。つまり、患者の健康や回復に悪影響を与えています。そのような騒音環境では、医師でさえも発音が似た薬を混同することがあります。このように、過剰なノイズは命取りのミスをもたらす可能性があります。

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