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退室は自分から? 相手に感謝が伝わる「お見送り」のマナー

3/30(木) 6:00配信

オトナンサー

 商談などで来社したお客さまの対応は、社会人であれば誰しもが経験することでしょう。しかし、大切なお客さまを見送る際に、「自分が先導すべきか」「どこまでついていけばよいのか」と迷ってしまったことはありませんか。

 オトナンサー編集部では、年間250本以上の講義やビジネスマナーの連載、執筆などをこなし、3月に新刊「入社1年目 ビジネスマナーの教科書」を出版した、マナー講師の金森たかこさんに、正しい「お見送り」のマナーを聞きました。

ドアの種類によって動作が異なる

 まず、商談などが終わって室外に出る時の動作です。ドアには、引いて開けるタイプや、押して開けるタイプ、そして近年では、スライド式の引き戸タイプのものも存在します。ドアの種類によって動作も異なるため、それぞれのドアの特徴を踏まえた上でスムーズに対応しましょう。

【引いて開ける場合】

 担当者(自分)がドアを引き開け、お客さまに先に出ていただきます。続いて、社内の役職上位の人が出てから、最後に退出してドアを閉めます。

【押して開ける場合】

 担当者(自分)が先に廊下に出て、ドアを開けておきます。その後、お客さまに退出していただき、続いて社内の役職上位の人が出てから、最後にドアを閉めます。

【引き戸タイプの場合】

 担当者(自分)がドアを開け、お客さまに先に出ていただきます。続いて、社内の役職上位の人が出てから、最後に退出して静かにドアを閉めます。

 いずれも室内から出る際は、対応した担当者(自分)がドアを開け、お客さまをお見送りします。

エレベーターのお見送りは主に3つ

 次にエレベーターです。どのようなお見送りをするかは、相手との関係性や建物の構造、会社のルールによっても異なりますが、大きくは以下の3つに分かれます。

【エレベーター前までの場合】

 担当者(自分)はエレベーターの上下ボタンを押し、ドアが開いたらドアを押さえます。お客さまが乗ったら、担当者は素早く出口フロアのボタンを押し、「ありがとうございました」とお辞儀します。ドアが完全に締まり切った後もすぐには頭を上げずに、3秒間、お辞儀したままでいます。

【エレベーターで1階まで降りる場合】

1.誰も乗っていない場合

 担当者(自分)はエレベーターの上下ボタンを押し、「お先に失礼します」と言って先に乗り込み、「開」ボタンを押します。もう片方の手でドアを押さえ、お客さまに入っていただきます。

2.誰か乗っていた場合

 担当者(自分)は、お客さまに「どうぞ」と声をかけつつ、手で方向を示して先に乗っていただきます。もう片方の手でドアを押さえることを忘れずに。

3.出口フロアに着いたら

 担当者(自分)は「開」ボタンを押してドアを開け、もう片方の手でドアを押さえます。「お先にどうぞ」と言葉を添え、お客さまには先に降りていただきます。担当者は最後に降りて、前傾姿勢で素早くお客さまの右斜め前まで進み、玄関へ先導します。玄関の中で「本日はありがとうございました」とお辞儀します。

【玄関先までの場合】

 エレベーターを降り、お客さまを玄関に案内するところまでは前項と同じです。その後、担当者(自分)は玄関の外に出て「本日はありがとうございました」と最後のあいさつをしたら、お客さまの姿が見えなくなるまでお見送りします。

「いずれも大切なことは、貴重な時間を頂戴したことへの感謝の気持ちを込めて、最後のあいさつをすることです」(金森さん)

※参考文献:「今さら他人に聞けない ビジネスマナー虎の巻」(西出ひろ子著)

オトナンサー編集部

最終更新:3/30(木) 6:00
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