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Sexy Zone中島健人、漫画・アニメ実写化で重宝される理由 『ここさけ』拓実役をどう演じる?

3/31(金) 6:10配信

リアルサウンド

 2017年、ジャニーズメンバーが出演する映画が豊作だ。1月7日に公開されたHey! Say! JUMP中島裕翔主演の『僕らのご飯は明日で待ってる』を皮切りに、Sexy Zone佐藤勝利の『ハルチカ』、KAT-TUN亀梨和也の『PとJK』、Hey! Say! JUMP伊野尾慧の『ピーチガール』、KinKi Kids堂本剛の『銀魂』、生田斗真の『先生!』、Hey! Say! JUMP山田涼介の『鋼の錬金術師』など、次々と公開が控えている。こうして並べて見ると、ジャニーズと漫画・アニメの実写化映画は切っても切り離せない関係と言えそうだ。

 そんな中、先日アニメ『心が叫びたがってるんだ。』が実写化されることが分かった。主演を務めるのは、Sexy Zone中島健人だ。『心が叫びたがってるんだ。』は、大ヒットアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』(フジテレビ系)のスタッフが再集結して作られたアニメ映画として、大きな話題を呼んだ作品である。芳根京子演じる成瀬順は、幼いころ自分の失言により両親が離婚。それ以来、話すと腹痛が起きるという理由でメールでのみコミュニケーションを取っているため、“変な子”扱いをされていた。そんな順と一緒に地域ふれあい交流会の実行委員に任命されたのが中島演じる坂上拓実、E-girls石井杏奈演じる仁藤菜月、寛一郎演じる田崎大樹の3人。出し物でミュージカルをやることになり、物語が進んでいく。各々の心の傷や葛藤、恋愛などが盛り込まれた青春群像劇と言えよう。

 そんな『心が叫びたがってるんだ』の主演を務める中島は、これまで『BAD BOYS J』(日本テレビ系)、『黒服物語』(テレビ朝日系)、映画『銀の匙 Silver Spoon』、『黒崎くんの言いなりになんてならない』など数々の漫画原作の作品に出演してきている。注目すべきは、その演じ分けだ。『BAD BOYS J』ではごく普通の少年でありつつも凶暴性を持つ桐木司を、『黒服物語』ではポンコツから徐々にデキる黒服に成り上がっていく小川彰を、『銀の匙 Silver Spoon』では心優しさと芯の強さを持ち合わせる八軒勇吾を、『黒崎くんの言いなりになんてならない』ではドSでモテるが実は優しい黒王子・黒崎晴人を演じてきた。そして今回演じる坂上拓実は、他人に本音を見せることがないどこか冷めた性格の男子高校生。どのキャラクターも異なる個性を持ったキャラクターであるが、中島は全て的確に演じきっている。そんな彼の演技のポイントは、内面からの役作りではないだろうか。例えば、『黒崎くんの言いなりになんてならない』で、中島はインタビューにこう答えている。

「本読みのときは(原作の)漫画のまま演じようと思っていて。(中略)それで監督と話し合いをして、もっとアグレッシブに強くやっていこうと」
「カメラが回っていないところでも常に、今までよりトーンを下げた表情を作るのに徹していました。僕は器用ではないので、それくらいやらないと入り込めない役でした。あと黒崎くんはキレイ好きなので“自分の部屋くらいやらないとなー”と思って、撮影中は部屋を掃除してキレイにしていましたね」(引用:中島健人インタビュー『僕はすごく嫉妬深い人間…ドSキャラは快感だった』 | ORICON NEWS)

 普段から役になりきり、内面から役に共感できるポイントを増やしてく方法だ。嵐の二宮和也のように「役作りはしない」と公言しているジャニーズもいるが、中島は全く逆。努力を重ねて役を作り上げていくタイプなのだ。こうした地道な手法が、原作との比較を避けられず、ファンの評価が厳しくなりがちな漫画・アニメ実写化作品にて、信頼を勝ち得ている理由なのかもしれない。『心が叫びたがってるんだ。』の公開予定は7月22日。情報解禁からから公開までスパンが短いことを考えると、撮影スケジュールもタイトだったのではないだろうか。短い期間の中で中島が坂上拓実とどこまでリンクできるのか。ストーリーはもちろん、その点にも注目しながら鑑賞してみたい。

高橋梓

最終更新:3/31(金) 6:10
リアルサウンド