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中川大志「1本の映画で17歳も27歳も」にワクワク 

4/1(土) 7:00配信

ザテレビジョン

人気アプリコミック「ReLIFE リライフ」の実写映画化で主演を務めた中川大志。今作は27歳、無職の海崎新太が、とある研究“リライフ”の被験者となり、もう1度17歳として高校生活をやり直していく物語。17歳と27歳の役を演じると最初に聞いたときは「とにかく驚いた」という中川にインタビューした。

【写真を見る】27歳に見える?

■ 1本の映画で17歳と27歳を演じられるのはぜいたく

――映画出演の話を聞いたときの感想を教えてください

まさか、今この歳で27歳の役を演じるとは思わなかったので。チャレンジでありますが、その分、楽しみの気持ちが強かった。27歳の人に演じさせることもできたし、ちょうど中間のどちらの年齢もできそうな人にやらせることもできたと思うんです。それを18歳の僕に演じさせたこともチャレンジだと思うんですけど、任せてもらえたことはすごくうれしかったです。1本の映画で、17歳も27歳も演じられる、そんなぜいたくなことはないなと思って、ワクワクしました。

――27歳のときは、ヒゲなどで作ったそうですが、変わりゆく自分を見ていていかがでしたか?

割と自分からも意見を言って、メークさんと試行錯誤しながら27歳を作っていきました。17歳と27歳の見た目って、一番難しい変化なんですよね。これがおじいちゃん役なら髪の色やがっつり特殊メークになると思うんですが、高校生と27歳だと、そこまで明確な変化がないんですよね。それこそ、18歳の僕と共演の(27歳の)千葉雄大くんの違いみたいなものですから、大きな差があるわけではない。まあ、千葉くんは特別なタイプだと思いますけど(笑)。でも、同じ役者が17歳も27歳も演じるので、変化があった方が面白い。ですので、ヒゲ以外はどこが変わっているか分からないぐらいの割と小さなことの積み重ねで変化をつけました。完成したのを見たときは行けるなと思いました。

――中川さんから出されたアイデアは?

10個上の世代の方の観察をしました。見た目だけでなく、いろんな部分を。海崎のキャラクターから考えて、どういう歳の取り方をしたのかを想像しました。例えば、パーマを掛けたことはあるか?とか。それで髪の毛質が変わってくると思うので。劇中でお酒を飲み、タバコを吸うシーンもあるので、そういう生活も肌に出ているだろうと想像しました。その作業はとても楽しかったです。

――リライフ研究所の職員の夜明を演じる千葉さんとはプライベートでも仲良しと聞きました。

10歳離れているので、音楽とか、子供のころに見ていた漫画とかの世代の違いは多少違います。10個上の人を観察したと言いましたが、その中に千葉さんも入ってまして。僕が生きていない分を演じないと行けないので、27歳の人にとって10年前の高校生活ってどんな感覚なんだろうかと。そこも千葉くんを含む、いろんな人に話を聞きました。撮影していた当時はまだ現役高校生だったので、染み込んでいる今の高校生活を一回取っ払い、一度27歳に行って、高校生に戻ってくるという気持ちで役作りしました。



――その中で見つけた17歳と、27歳の良さは?

映画を見る方にも考えてもらえたらいいなと思ったのは、リライフ研究所というのがある中で、海崎は27歳までの間につまずいている。でも、海崎は自分の高校生に戻っているわけではなく、見た目だけ若返らせて、今を生きる17歳の高校生の中に入れる意味を一緒に考えてほしいなと思います。僕が感じたのは、17歳は失敗することが怖くないこと。同級生や友達の仲間がいる中では失敗してもいい。すごい落ち込むし、心折れるんだけど、そこから立ち直るエネルギーがあり、その先の未来に希望を持ち、夢も持っている。いろいろなしがらみを気にしすぎて無いところもいいと思います。海崎は自分が正しいと思ったことを言って、会社をクビになってしまっているので。でも、高校生は臆病になる必要がないので、そこがいいと思いますね。27歳のいいところはまだ分からないんですけれど、大人は自由が多くて、そこがいいかなと思います。

――27歳という設定で研究され、苦労されたと思いますが、海崎のキャラクターで苦労した、もしくはやりやすかった点は?

海崎は27歳ニートという字面だけ見ると欠落しているように感じますが、すごく自分の意思があって、正義感があって、困っている人を放っておけない人間なので、面倒見の良さがある。その状態で17歳の中にポンっと入れられる。しかも1年間。冷めている人だったら、完全に線を引いてしまうと思うんですけど、海崎は人を放っておけない人間なので、気づいたら、みんなとの絆ができている。そして、日代さんに引かれている。海崎だからリライフに選ばれたのかなと思いました

――そういう面は中川さんの中にもありますか?

困っている人を助けてあげたいという面は、自分もそっちの方が好きなので、親しみを感じました。僕も何かしてもらうよりはしてあげたい思いの方が強いので、その気持ちは分かると思いました。

――撮影現場での雰囲気はいかがでしたか?

今回の現場はみんな共演経験があったので、仲良くなりやすかったですが、座長として現場を盛り上げたいという思いがあったので、積極的に空気をつくることを意識してました。

――「ごはんに行こうよ!」とかですか?

とはいえ、僕が最年少だったので、“俺についてこい”という感じではなかったですが(笑)、撮影の合間の食事中にみんなで話す機会をつくったりしてました。

――最後に、作品中で心に残っているセリフを教えてください。

「頑張ることを諦めるな」というセリフです。もともと会社の先輩の佐伯みちる(市川実日子)が海崎に言った言葉を、受け売りでみんなに伝えるんですけど、諦めかけていた海崎だからこそ言えた言葉。みんなに伝えながら、一番自分に突き刺さっていたと思うんですけど。自分みたいになるなよと思いながら、これから大人になるみんなに伝えたかったんだと思います。

――高校を卒業した中川さん自身にも刺さりました?

学生生活など終わりがあるものは、終わってから見えることがたくさんある。それはどんなに芝居で出し切ったと思っても、帰り道に感じることもある。でも、そのときその瞬間を精一杯やっていたら、それで良かったと思えると思うので、“それで良かったと思えるように今を大切に生きよう”という言葉は響きました。

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