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キリオス、ラケット破壊 野次にイラ立ち「間違いなくフェデラー寄りだった」

4/1(土) 16:41配信

THE ANSWER

3時間超好ゲームも観客から再三ブーイング「精神面で集中する必要があった」

 男子テニスのマイアミ・オープンは31日(日本時間4月1日)、シングルス準決勝が行われ、第4シードのロジャー・フェデラー(スイス)が第12シードのニック・キリオス(オーストラリア)を7-6、6-7、7-6のフルセットで下し、優勝した06年以来の決勝進出。敗れたキリオスは初の決勝進出を逃したが、試合中は再三、客席からブーイングを受けるシーンが目立った。試合後、「間違いなく観客はフェデラー寄りだった」と話したとオーストラリアの地元紙「ヘラルドサン」が伝えている。

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 第1、2セットともに1時間を超えるタイブレークの死闘でセットを奪い合う消耗戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットは互いにサービスをキープし、またもタイブレークに突入。しかし、最後はキリオスが痛恨のダブルフォルトで与えたマッチポイントをフェデラーにものにされ、勝利を逃した。すると、ラケットをコートに叩きつけ、破壊してしまった。

 21歳の若武者がいら立ったのは、ワケがある。この試合、再三、客席からブーイングを受けていた。記事では、キリオスが「思うに、間違いなく観客はフェデラー寄りだった」と振り返り、「自分があのような声援を受けるには、もう少し勝たなければいけないのだろうと感じた。精神面で集中する必要があった」と話したといい、テニス界のレジェンドとの対戦に不満を漏らしている。

観客からの大声に「Shut up!」、野次とも戦わざるを得なかったキリオス

 マイアミの地で沸き起こった“アウェー”について、オーストラリアのニュースサイト「news.com」では「キリオスが観衆の後押しを失ったのは、第1セットのアンフォーストエラーで彼がラケットを叩きつけたシーンからだ」と指摘。試合序盤に自らのミスに腹を立ててラケットを投げたシーンについて「実況を担当したESPNでは『悪気はない』とされたが、観衆は彼のかんしゃくを『悪質』と受け取った」と分析している。

 そこから、観衆は21歳のオーストラリア人に過剰ともいえるブーイングを続け、再三、苛立たせた。記事では、第1セットの途中にダブルフォルトを犯したキリオスに拍手を送った観客に対し、主審が注意したことを紹介。さらに「直後、キリオスがサーブの用意を始め、観客から再び大声が飛ぶと、キリオスは観客に『Shut up!(黙っておけ!)』と口にせざるを得なかった」と述べている。

「両選手は卓越したレベルのテニスを繰り広げたが、キリオスは終始、野次とも戦わなければならなかった」

 記事は、こう述べられている。3セットすべてタイブレークで3時間超という今季屈指の名勝負は、多くのファンの心を打ったが、一方で後味の悪さも残ってしまった。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:4/1(土) 16:55
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