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クローザー上原の誕生なるか、大本命は王者カブス。WBC最優秀捕手モリーナにも注目【MLB展望:ナ・リーグ中地区】

4/1(土) 15:10配信

ベースボールチャンネル

メジャーリーグ(MLB)の2017シーズンがスタートする。各地区の見どころや、各球団の戦力はどのようになっているのか。今回はナ・リーグ中地区を紹介する。

上原浩治のメジャーでの成績

守護神候補デービスに不安。上原を推す声も

 中地区の本命は昨季108年ぶりにワールドシリーズを制覇したシカゴ・カブスだ。オフにはクローザーのチャップマンを放出したが、上原とデービスを獲得。クローザーはデービスが務める予定だが、スプリングトレーニングで打ち込まれているのが少し気がかりか。上原がクローザーを務める可能性まで囁かれている。

 野手ではファウラーが同地区のライバルのカージナルスに移籍したが、ブライアントを中心とする若い打線は強力である。昨季のシーズンを怪我で棒に振ったシュワーバーの初のフルシーズンにも注目だ。

 次点は2009年以降、地区2位以上を毎年続けているセントルイス・カージナルスだろう。長年エースを務めていたウェインライトはアキレス腱断裂の影響か、昨年は成績を大きく落としたが、マルティネスのさらなる活躍は非常に楽しみである。

 期待の若手のレイエスがトミー・ジョン手術でシーズンを終了してしまったのは少し痛いが、それでも強力であることには変わりない。野手では主軸のホリデイを放出し、ファウラーをカブスから獲得した。WBCで大会最優秀捕手賞を受賞するなど活躍が光ったモリーナを中心に野手陣も強力だ。今年のポストシーズン進出は堅そうである。

投手の陣容に苦しむ3チーム

 2015年は100勝に迫る成績を残したピッツバーグ・パイレーツは、昨季は5割を下回った。しかし、エースのコールが復調し、MLBの実績がさほどない若手先発陣が奮起すれば、カージナルスに食らいつく可能性は十分にあるだろう。野手陣は大きく変わらなかったが、チームの顔であるマカッチェン、マルテ、ポランコの外野陣は強力だ。

 ミルウォーキー・ブリュワーズは昨季の本塁打王のカーターをノンテンダーFAとし、放出。代わりに韓国球界で40本塁打40盗塁を記録するなど、打って走りまくっていたテームズを獲得。MLBの実績はさほどないが、逆輸入となった彼がどこまでやれるのかに非常に注目が集まっている。

 野手陣は若手も台頭してきて楽しみだが、問題は投手陣である。遅咲きのグエーラをはじめ、デービーズ、ネルソンなど、エース級が見当たらない。先発陣のほとんどの昨季の防御率が4点台以上の先発陣が心配である。

 シンシナティ・レッズは11シーズンに渡って二塁を守っていたフィリップスを遂に放出したが、打線はボットーをはじめ、二塁に入る予定のペラザやハミルトンで足を使えるなど、攻撃力は悪くない。

 しかし、問題は先発投手陣だ。先発1番手予定のベイリーが肘の手術で開幕から出遅れ、先発陣はフェルドマンやフィネガンを中心に回していかなければならない。非常に厳しいと言えるだろう。


豊田亮太

ベースボールチャンネル編集部