ここから本文です

「裏切り者」イグアインを迎え撃つナポリ、元同僚も「去り方が泥棒みたいだった」

4/1(土) 15:18配信

SOCCER DIGEST Web

「僕ならありふれた対戦相手のように扱う」(P・カンナバーロ)

 ナポリのサポーターは、カレンダーに印をつけていたことだろう。
 
 4月2日(現地時間)に行なわれるセリエAの第30節と、5日のコッパ・イタリア準決勝・第2レグで、ナポリはホームにユベントスを迎える。FWゴンサロ・イグアインが、昨夏にナポリを去ってから、初めてサン・パオロのピッチに立つのだ。
 
 イグアインは昨シーズン、セリエAで36ゴールと、66年ぶりに得点記録を塗り替えてリーグ得点王に輝き、チームにはチャンピオンズ・リーグ出場権をもたらした。
 
 だが、シーズン終了後に9000万ユーロ(約107億円)というイタリア史上最高額の移籍金を置き土産に、3年間を過ごしたナポリを退団。新天地は、憎き「敵」であるイタリア北部の雄ユベントスだった。
 
 チームやサポーター、街への不満ではなく、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長への反発があったと明かしたイグアインだが、ナポリのファンが計り知れない落胆と怒りを覚えたことは言うまでもない。
 
 当然、2日と5日の2連戦で、サン・パオロの観客は彼に対し、敵意を剥き出しにするだろう。
 
 街はすでに「歓迎」ムードのようだ。イタリア紙『コッリエレ・デッラ・セーラ』によれば、3月31日には「今のお前は腐った汚い裏切り者」と書かれた横断幕が登場。インターネット上でも、イグアインを罵倒する声が飛び交っている。
 
 これに対し、ナポリ出身でかつてキャプテンを務め、ナポリというクラブを愛する現サッスオーロのDFパオロ・カンナバーロは、別の手段を採るべきだと主張している。
 
「僕ならブーイングはしない。むしろ、ありふれた対戦相手のように扱う。結局のところ、もはやナポリにとって彼はそれほど大事ではなく、必要なのは試合に集中し、ユーベを倒すことだけだからだ」
 
 イグアインとはチームメートでもあったカンナバーロ。かつての同僚が宿敵ユベントスに移籍したこと自体については、「仕方がないし、他人の選択を評価したくはない」と語る。しかし、ナポリからの去り方には不満が残っているようだ。
 
「彼は、ちゃんと顔を見せるべきだった。自分が去り、トリノに行くことをこの街の人々に言うべきだった。でも、彼はまるで泥棒みたいだった。それは受け入れることができない」
 
 今シーズンのユベントスは、ホームでナポリを2度下しており、決勝点をマークしたのはいずれもイグアインだった。強烈なアウェー感を味わうことお間違いなしの2連戦でも、彼は結果を残せるだろうか。

最終更新:4/1(土) 15:57
SOCCER DIGEST Web