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前田健太らローテは盤石、ドジャースに漂う世界一への期待感。対抗は連続二冠王擁するロッキーズか【MLB展望:ナ・リーグ西地区】

4/2(日) 11:20配信

ベースボールチャンネル

 メジャーリーグ(MLB)の2017シーズンがスタートする。各地区の見どころや、各球団の戦力はどのようになっているのか。今回はナ・リーグ西地区を紹介する。

前田健太のメジャーでの成績

スーパーエース、カーショウが万全ならWS制覇も可能

 ナ・リーグ西地区の本命はロサンゼルス・ドジャースだ。昨季はカーショウをシーズン後半に欠くも、チームトップの勝ち星を挙げた前田をはじめ、カズミアー、ヒルなどの奮起で4年連続地区優勝を果たした。

 今季はカーショウ、ヒル、前田以外のローテーション争いが熾烈で、先発投手陣の層の厚さはナ・リーグトップクラスだ。野手は昨季大ブレークしたシーガーの2年目に大いに期待したい。外野の若手のピーダーソン、トールズも楽しみだ。1988年以来のワールドシリーズ制覇もカーショウさえ故障しなければ現実味を帯びてきている。

 次点はコロラド・ロッキーズを挙げたい。投手陣はチャットウッド、グレイ、アンダーソンなど、MLBが好きでなければ知らないようなローテーションだが、打線は超強力である。

 2年連続二冠王のアレナドを始め、昨季の首位打者レメイヒュー、昨季シルバースラッガー賞のブラックモン、ストーリーやダールといった有望株など、30本を打てそうな選手が5人近くスタメンに顔を揃える。昨季14勝のベティスがガンの治療のため、戦列を離れたのが残念であるが、それでも西地区を荒らす実力は備えているチームだ。

ブルペン陣の不安を一掃したジャイアンツ

 サンフランシスコ・ジャイアンツもまた、今季も勝ちそうである。昨季は2年ごとに3回続けていた世界一が遂に途絶えてしまったが、今季も左右の二枚エースのバムガーナー、クエトは健在だ。また、抑えにはメランソンを獲得し、ブルペン陣の不安を一掃した。

 一方で打線は、昨シーズンは20本塁打以上放つ選手が一人も現れず、相変わらずの本塁打不足だが、これはチームの特色なので大丈夫だろう(ちなみに最後に30本塁打以上放った選手は2004年のボンズの45本である)。ロッキーズの投手陣が崩壊したときに、ワイルドカードを取るのはジャイアンツだろう。

 ダイヤモンドバックスは超大型契約のグレインキーを中心に5割を目指す戦いとなるだろう。先発陣にはマリナーズからウォーカーを獲得したが、2番手を担うようなレベルには達していない。昨季大不調のミラーが本領を発揮すれば、少しはマシになるだろう。

 一方の野手はゴールドシュミットを中心に、トマスやラムなど、長打力が魅力の選手を備えている。さらにポロック、ペラルタが2015年のような活躍をすれば、もしかしたらワイルドカード争いには絡むことができるかもしれない。

 近年負け越し続けているパドレスは既に先発投手が壊滅している。実績があるといえば、オフに獲得したウィーバーはエンゼルスの11年間で150勝を挙げた投手だが、球速低下が著しく、スプリングトレーニングでは打ち込まれている。

 一方で、野手陣は若手中心のラインナップとなり、3年後4年後を見据えた様子だ。将来有望な選手が揃うが、彼らが花開くのはもう少し先の話だろう。

ベースボールチャンネル編集部