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香川のアシストでドルトムント先制も、逸機の連続でダービー勝利を逃す…

4/2(日) 2:04配信

SOCCER DIGEST Web

相手の好機の直後に先制し、チャンスを逃した後に失点を喫す…

 4月1日(現地時間)、ブンデスリーガ第26節が行なわれ、ドルトムントは1-1でシャルケと引き分けた。
 
 伝統の「レヴィア・ダービー」は、今回で90回目。過去、このカードで4ゴールを挙げている香川は、代表ゲーム明けながらも、公式戦4試合連続のスタメン出場を果たした。

【写真で回想】香川真司 IN レヴィアダービー(2010-2017)


 互いの意地がぶつかり合う一戦らしく、激しいプレッシャーの掛け合いがあらゆるところで展開されたが、そんななかでアウェーのドルトムントが時間とともにボールポゼッションを高めていく。しかしシャルケは時折、効果的な攻めを見せて、より多くのシュートを放った。
 
 決定機を最初に作ったのはドルトムント。21分にシュメルツァーが持ち込んで中央へ送ると、ボールを受けたオーバメヤンがワンタッチでスルーパスを前方に通す。走り込んだデンべレが合わせようとするも、飛び出したGKがブロック。こぼれ球を香川が拾ったが、シュートまで持ち込めなかった。
 
 香川はトップ下として高めの位置でプレー。回数は多くないものの、ボールを受けるとスムーズな捌きでボールを散らして攻撃を作っていく。35分には、スローインからダイレクトパスを右サイドのオーバメヤンに通し、彼の惜しいドリブルシュート(GKがセーブ)を引き出した。
 
 時間とともにシャルケが攻め手を欠き、大部分の時間がホームチームの陣内で進んでいったものの、ドルトムントはデンべレ、香川、オーバメヤンのシュートがわずかに枠を外れたり、相手DFにブロックされたりして、ゴールを奪うことはできなかった。
 
 後半も同様の展開で進んだが、最初に好機を掴んだのはシャルケで、53分にゴレツカがドリブルで右サイドに流れてから中央へクロスを入れると、これを受けたブルグシュタラーが反転からシュート。しかしボールは弱く、GKビュルキが難なくキャッチした。
 
 相手のシュートがジャストミートせず、難を逃れたドルトムントは、そこからすかさず反撃に移る。
 
 ビュルキのから、カストロ→デンべレとボールが渡り、デンべレは自陣からドリブルで突き進みながら、絶妙のタイミングで香川にスルーパス。抜け出した香川がGKフェーアマンをひきつけて右に流すと、フリーで走り込んだオーバメヤンが難なく押し込んだ。
 
 アウェーチームに先制点を許したシャルケは、3分後のCKでヘーベデスが強烈なヘディングシュートを放って同点を狙ったものの(GKが好セーブ)、これ以降はドルトムントの守備ブロックを崩せず、逆に悪いかたちでボールを失うことが何度もあった。
 
 ドルトムントは完全に主導権を握り、58分には香川のスルーパスでオーバメヤンがGKと1対1という決定機を迎えたが、味方に合わせようと横に流したパスは相手DFにクリアされ、絶好の追加点のチャンスを逸してしまう。
 
 その後も、再三、シャルケゴールに迫ったアウェーチーム。香川はラストパスを受けようとゴール前で待ち受けたが、オーバメヤン、デンべレのクロスはいずれも彼の頭上を通過していった。
 
 チャンスを潰し続けるドルトムント対し、シャルケは65分あたりから攻勢を強め、サイドから守備を崩しにかかる。そして77分に、ホームのファンが待ち望む瞬間が訪れた。
 
 CKをクリアされたところを拾ってゴール前に送ると、これを受けたゴレツカがヒールで後方へ。走り込んだケーラーのダイレクトシュートは、横っ飛びのGKビュルキが懸命に伸ばした手とゴール左ポストのわずかな隙間を抜けてゴールネットに突き刺さった。
 
 残り時間、試合はオープンな展開となって互いに攻め合い、終了間際になると両チームに決定機が訪れたが、いずれもこれを活かせない。
 
 アディショナルタイムには、ペナルティーエリアのなかでバルトラの手にボールが当たったものの主審の笛は鳴らず、これに猛抗議したシャルケのバインツィール監督が退席となるなど、騒然としたなかで試合は終了。スタジアムにはブーイングが鳴り響いた。
 
 試合をコントロールしながら勝点3を取り損なったドルトムント、何とか追い付いたものの、大部分の時間帯で攻め手を欠き、判定にも泣かされるかたちとなったシャルケ。いずれも悔いと後味の悪さを残すこととなった。

最終更新:4/2(日) 14:07
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