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「山の神」柏原、引退の理由告白「故障から復帰に目途たたず、第一線を退く」

4/3(月) 17:06配信

THE ANSWER

周囲から早いとの声も「もう一度大きな怪我をしたら区切りをつける」と決めていた

 東洋大で「山の神」と呼ばれ、箱根駅伝5区で4年連続区間賞を獲得した柏原竜二(27)が現役引退したことを3日、所属する富士通が発表した。同社陸上部のブログで「昨シーズン(2016年度)に度重なる怪我・故障をしてしまい、この発表をしている今でも完治しておらず復帰の目処がたたないことから、競技の第一線を退くことにしました」と報告。今後は社業に専念する。

 この日、更新されたブログでは「私事ではありますが、2017年3月31日を持ちまして富士通陸上競技部を退部し、競技を引退したことを報告いたします」と切り出し、「昨シーズン(2016年度)に度重なる怪我・故障をしてしまい、この発表をしている今でも完治しておらず復帰の目処がたたないことから、競技の第一線を退くことにしました」と理由を説明した。

 周囲から「やめるには早いのではないか?」「治療やリハビリに専念してみてはどうか?」という言葉をもらったというが、「以前アキレス腱を長期間痛めた時に「もう一度大きな怪我をしたら競技人生に区切りをつける」と自分の中で決めていたこと、故障をしてから治療やリハビリに専念してきましたが回復する見込みがないことから、このような報告をさせていただくこととなりました」と明かし、これまで始動した高校、大学、社会人の恩師に感謝を述べている。

 今後は社業に専念すると説明。「一般業務に就きます。業務内容としては、主として強化運動部のサポートや地域・社会貢献活動の補助など、裏方の仕事がメインになると思います。引き続き陸上教室やゲストランナーなども、ご依頼があれば可能な限り対応させていただきたいと考えています」とつづった。

 自身はマンガ・アニメ好きとして知られ、「同じような趣味の人達がスポーツに興味を持ってくれたり、実際にアニメのTシャツを着て試合に出てくれるようになったことは本当に嬉しく思いますし、もっとスポーツに対する垣根やハードルを取り除き、スポーツのファンを増やしたいと考えています」と感謝した。

 さらに、競技の普及・発展にも意欲を見せており「特に陸上競技は、競技場に来ていただければいろいろな種目が行われているので見ていて飽きません。トラックは100mから10,000mまで、フィールドも跳躍や投てきなどさまざまな種目が行われています。そして、駅伝やマラソンも勝負の駆け引きや最後まで何が起こるか分からない多くの面白さがあり、ほかのスポーツでは味わえない魅力があると思います。是非、陸上競技場や駅伝・マラソンのコースに足を運び、選手たちのパフォーマンスを見ていただければと思います」と呼びかけ、「最後になりますが、今まで本当にありがとうございました。今後も引き続き柏原竜二を宜しくお願い致します」と締めくくった。

 東洋大時代は1年から箱根駅伝で山登りの5区を走り、4年連続区間賞。うち3度、区間新記録を樹立し、「山の神」として呼ばれた。卒業後に入社したが、主な成績はニューイヤー駅伝で13年の6区4位、15年の5区7位、16年の5区9位、15年の青梅マラソン3位だった。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:4/3(月) 17:12
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