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ミラン番記者が本田の在籍3年半を「不運」と総括 「もっと起用し、もっと称賛できた」

4/3(月) 21:22配信

Football ZONE web

今季限りの退団が既定路線のなか、“擁護派”記者が暗黒時代の10番を振り返る

 ACミランは2日、敵地で最下位に低迷するペスカーラと対戦し、1-1のドローに終わった。ベンチスタートの本田はこの日も出番が訪れず、2017年のリーグ戦でピッチに一度も立てない状況が続いており、今季限りでの退団は既定路線と見られている。そんなかつてないほどの苦境に喘ぐ背番号10のミラン在籍3年半を、番記者が一足早く総括。昨季まで出場機会を手にしていたが、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の起用法が「本田を炎上させてしまった」と指摘している。

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 本田は今季のミランで、事実上の戦力外状態となっている。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、「なんて転落、チームのビリ」と特集。パンキナーロ(ベンチ要員)という異名を地元メディアから冠されたが、そのなかでも序列最下位との厳しい声が出ている。

「本田は運も悪かった。ミランにとっては良くない時期に来た。アッレグリ、セードルフ、インザーギ、ミハイロビッチ、ブロッキ、モンテッラ。彼は6人の監督と仕事をしなければいけなかった。それは難しい状況で、本田にとっても有利な状況に働かなかった。そして本田を理解し、しっかりと起用したのは2人の監督だけだった」

 地元テレビ局「7ゴールドTV」のミラン番記者で、2014年1月の加入以来、一貫して本田のプレーを好意的に評価してきた“擁護派”のパオロ・ヴィンチ記者は、本田の3年間をこのように総括した。一言で言い表すなら「不運」だという。今や完全なるベンチ要員に甘んじているが、暗黒時代のミランにおいて「功績はセードルフ時代の最後の数試合と、インザーギ時代の序盤戦」と振り返った。

「本田がもしペスカーラ戦に出ていれば…」

 2013-14シーズンの終盤と14-15シーズンの序盤戦において、本田は特筆すべき活躍を見せていたという。インザーギ政権では、開幕からのリーグ戦7試合で6ゴールと爆発したが、それ以降、2日に行われたペスカーラ戦までの約2年5カ月間のリーグ戦で決めたゴールは、昨季第25節ジェノア戦(2-1)でのわずか1ゴールのみ。栄光の背番号10を託された選手とは思えない沈黙を、長きにわたって続けている。

 赤字経営で近年補強に苦しみ続けてきたミランは、3シーズン連続で欧州カップ戦への出場を逃している。ルート・フリット、デヤン・サビチェビッチ、マヌエル・ルイ・コスタといった当代の名手が10番をつけた黄金期のミランでは、本田がミランにやってくることはできなかったが、暗黒時代のチームでは役割が存在したという。

「黄金時代ではなく今のミランなら、本田の居場所はあったし、プレーもできたと思う。もっと起用して、役に立たせることができたのではないか。人々は、もっと彼を称賛することができたと思う」

 本拠地のサポーターからブーイングも浴びせられる本田の悲しい結末の理由は、戦略家として評価の高いモンテッラ監督の登場によってもたらされた。

 「本田を評価しない理由? 全てはモンテッラの選択だと思う。なぜ本田を起用しないのか、私には分からない。(冬の)移籍市場でニアングを売って、デウロフェウを獲得した。デウロフェウの獲得も、私にはよく理解できない。ペスカーラ戦での彼のプレーもあまり気に入らなかった。ドリブルばかりやり過ぎていたからね。

 あくまでも仮定の話だが、本田がもし今日の試合に出ていれば、ロングシュートで試合を決めて、ミランを勝たせることができていたかもしれない。それなのにモンテッラ監督は、本田に全く見向きもしていない」

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最終更新:4/3(月) 22:24
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