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北朝鮮人選手が欧州5大リーグで初めてピッチに立つ! 18歳FWがセリエAデビュー

4/3(月) 17:27配信

SOCCER DIGEST Web

名門アヤックスが注視した逸材は3月のトライアルを経てカリアリに加入。

 イタリアのみならず、ヨーロッパの主要リーグにおける新たな歴史の始まりだ。現地時間4月2日、カリアリに所属する北朝鮮出身FWのハン・グァンソンがセリエAデビューを飾った。
 
 2014年に行なわれたU-16アジア選手権優勝メンバーで、2015年のU-17ワールドカップにも出場した18歳のハンは、オランダの名門アヤックスも狙っていた新星。カリアリにはトライアルを経て3月に加入した。
 
 加入当初はプリマベーラ(U-19)で練習していたハンだが、ユース年代の国際大会「ヴィアレッジョ・トーナメント」のパルマ戦で1ゴールを挙げるなど台頭し、カリアリのマッシモ・ラステッリ監督から3月19日に行なわれたラツィオ戦(29節)でトップチームに初招集されていた。
 
 そのラツィオ戦ではベンチを温めただけに終わったハンだが、4月2日のパレルモ戦ではチームが2-1とリードしていた86分にマルコ・サウとの交代でピッチに登場。セリエAデビューを飾ったのだ。
 
 イタリアでは昨シーズン、やはり北朝鮮出身MFのチェ・ソンヒョクがフィオレンティーナのユースに在籍したが、トップチームに昇格することなく、シーズン後に退団している。そのためハンは正真正銘、セリエAでプレーした初の北朝鮮人選手となった。
 
 ヨーロッパ全体を見回せば、北朝鮮人選手はロシアなどですでにプレーしている。だが、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などによると、スペイン、ドイツ、イングランド、イタリア、フランスの欧州主要5大リーグでピッチに立った北朝鮮人選手は、ハンが初という。
 
 イタリアはかつて、1966年ワールドカップで北朝鮮に敗れ、グループステージ敗退に追いやられるという屈辱を味わわされた過去を持つ。そんな「因縁」のあるイタリアの地でハンがデビューを果たしたのも、何かの運命かもしれない。
 
 18位のクロトーネに勝点18差をつけているカリアリは、すでに残留がほぼ確実。残り8試合でハンにさらなるチャンスが巡ってくるかに注目だ。

最終更新:4/3(月) 18:47
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