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マクドナルドがクォーターパウンダーの販売を終了する理由。(本田康博 証券アナリスト)

4/4(火) 5:14配信

シェアーズカフェ・オンライン

日本マクドナルドは、クオーターパウンダー・シリーズの最後の砦だったクォーターパウンダー・チーズとダブルクォーターパウンダー・チーズの販売終了を発表しました。本稿執筆中の2017年4月4日現在、同社ウェブサイトの「バーガーメニュー(レギュラー)」のページには以下のように記載されています。

「2017/4/4(火)をもって、「クォーターパウンダー・チーズ」「ダブルクォーターパウンダー・チーズ」の販売を終了いたします。
※資材状況により、店舗によって早期販売終了する場合があります。
(出典:日本マクドナルド社ウェブサイト「ホーム/バーガーメニュー(レギュラー)」)」

在庫がなくなり次第販売終了となるようです。

■販売終了は人気がないから?
クォーターパウンダーは、牛肉のパテ(ハンバーグ)の量が文字通り1ポンド(1 pound ≒ 454g)の1/4という大きめのハンバーガーで、そのパテを重ねてバンズで挟んだダブルともなるとかなりの量です。筆者のような肉好き大食漢のマック・フリークにとっては、「これぞマクドナルド」というメニューでした。

ただ、今年1月に日本マクドナルドが実施した「第1回マクドナルド総選挙」では、エントリーした12種類のバーガーのうち、クォーターパウンダー・チーズが10位、ダブルが9位と下位に沈んでおり、パッと見、一般にはそれほど人気があったわけではないようにも見えます。

ですが、単にパテを増やしただけのクォーターパウンダー・チーズとダブルクォーターパウンダー・チーズを両方エントリーさせたのはフェアだと言えるでしょうか? 両者の得票数を足せば、全体1位ダブルチーズバーガーの1/3以上の支持となり、ベーコンレタスバーガーやチキンフィレオよりも人気があることになるのです。

したがって、総選挙でクオーターパウンダーの人気がなかったから販売終了させることにした、と考えるよりも、両者を分けてエントリーすることで社内的に既に販売終了が決まっていた商品を下位にランクさせ、今後も残る商品の「かませ犬」的な役割を演じさせたのでは……と考える方がむしろ自然なのではないかと、筆者は考えています。

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