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ヴァーディを英代表にまで導いたレスター監督の情熱 自信を失い引退も考えた過去とは

4/4(火) 16:20配信

Football ZONE web

2部初挑戦のレスター1年目に感じた壁 シェイクスピア氏らが説得に動く

 レスター・シティのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディは、ノンリーグのフリートウッド・タウンFCからプレミアリーグ優勝チームのストライカーへと成り上がったことで知られているが、過去にはプロ選手を辞めようと考えるほど追い詰められていた時期もあったという。そんな時にエースを引き留めたのが、現在チームを率いるクレイグ・シェイクスピア監督だったようだ。当時のエピソードが、英紙「デイリー・メール」などで報じられている。

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 ヴァーディは2010年に英5部相当のフリートウッドから、当時チャンピオンシップ(英2部リーグ)に所属していたレスターに移籍した。しかし初挑戦となる2部の舞台では、29試合に出場して5得点。高い壁を感じたヴァーディはプロ選手としてのキャリアに終止符を打ち、その後はスペイン随一のリゾート地であり、クラブやバーが溢れる“パーティー天国”イビサ島で働くという衝撃の転身を考えていたという。

 そんな自信喪失のストライカーの説得に動いたのが、当時の指揮官ナイジェル・ピアソン氏、アシスタントコーチだったスティーブ・ウォルシュ氏(現エバートンSD)とシェイクスピア氏だった。今季途中から正式に監督となったシェイクスピア氏は、当時のことをこう振り返っている。

「我々の仕事は選手をサポートすることだ。時に彼らは自分に対して疑問を抱く。ジェイミーも最初は苦労していた。私とナイジェル(・ピアソン)、スティーブ(・ウォルシュ)は彼をサポートするためにいた。彼には彼が持つ特性や、今後も続けていけるだろうという我々の考えを話した。我々はプレアミリーグだけじゃなく、代表チームでもやれるだけのものを持っているとも話したよ。彼には自分を信じてほしいと言った」

“問題児”を支えた周囲の手厚いサポート

 必死の説得によって、ヴァーディの考えを変えることに成功したという。シェイクスピア監督は「ありがたいことに彼はイビサに行かなかった。彼は正しい決断をしたと思っている」と語っている。

 ヴァーディにはプレミアリーグでプレーするようになってからは酒の量が増え、二日酔いの状態で練習に来て、クビ寸前になったこともあるというエピソードもある。この時はレスターのアイヤワット・スリヴァッダナプラバ副会長に叱責されて更生していた。昨季はカジノで、日本人に対する人種差別発言が問題となるなど時折問題児としての一面が顔を覗かせているだけに、周囲からの手厚いサポートがなければ、一流選手にステップアップを遂げることはできなかったのかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:4/4(火) 16:20
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