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「ひよっこ」時子役・佐久間由衣が岡田惠和に伝えたいコト

4/5(水) 8:15配信

ザテレビジョン

放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月~土曜朝8.00-8.15ほか、NHK総合ほか)は、農家に生まれた少女・谷田部みね子(有村架純)が、集団就職で上京し奮闘する青春ストーリー。茨城の山間にある村でのびのび育ったみね子だが、父・実(沢村一樹)の失踪を機に、高度経済成長期の東京へ繰り出していく。

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そんなみね子の心の支えとなるのが、幼なじみの助川時子(佐久間由衣)だ。みね子と共に上京し、同じ工場で働きながら女優を目指す、時子役の佐久間にインタビューを行った。

──時子役が決まった時の気持ちを聞かせてください。

選ばれたとマネジャーから聞いた時は、3秒間くらいうれしくて、でもすぐに「このままじゃ駄目だ! 準備しなきゃ!」と冷静になりました。'60年代の物語で、方言のせりふもあると聞いていたので、勉強しなくてはという焦りが押し寄せてきました(笑)。

──初めに誰に報告しましたか?

情報解禁を待って親に伝えましたが、結構あっさりしていましたね。それから、「え、大丈夫なの?」って言われました(笑)。親にとっても、現実味がなかったんだと思います。

──茨城に行ったことはありましたか?

バンジージャンプが好きなので、竜神大吊橋に行ったことはありました(笑)。日本で一番高い所から飛べるバンジージャンプなんですよ!

でも(ロケ地の)高萩には行ったことがなかったので、撮影が始まる前に自分で高速バスに乗って、どんな所なのか見に行きました。時子が住んでいる設定の家に行ってみたのですが、実際にその場に立つと、それほど身構えて準備をしなくても大丈夫だなという気持ちになりました。「ここで育ってきたんだな」と思ってその場に立つと、畑や自然が助けてくれて、そこで生まれ育った顔になる感じがしたんです。

──方言は難しいですか?

そうですね。方言指導の先生にせりふを吹き込んだテープを送っていただいて、それを聞いて覚えています。ただ、時子は訛りを嫌だと思っているので、そのバランスが難しいですね。

──岡田惠和さんの作品のファンだそうですが、どのようなところが好きですか?

岡田さんの作品は温かみがありますし、「ひよっこ」もそうですが、説明が少ないので演者の想像によって全然違うお芝居になるのが面白いなと思います。

私は小さいころから映画やドラマをよく見ていて、ある時ふと脚本家さんに興味を持って好きな作品の脚本を調べたら、岡田さんの作品がたくさんあったんです。「小公女セイラ」('09年、TBS系)など、「これも岡田さんだった!」っていうことが多かったですね。

──岡田さんと話されたことはありますか?

現場に来てくださった時に、何度かお話させていただいています。

オーディションの時には、お顔を知っていたので岡田さんを見つけて、「岡田さんに届いてほしい!」と思って臨んでいました…(笑)。柔らかい雰囲気の方で、ずっとニコニコされているなという印象があります。

──では、岡田さんに伝えたいことはありますか?

岡田さんの描いた時子になっているか、お聞きしたい気もします。でも、それは自分で考えてやっていかなきゃいけないのかなと思っています。

──時子のキャラクターを、どのように捉えて演じていますか?

台本を読む前には、「時子は自信があって、気が強い」と聞いていたので、私にできるかなという不安があったんです。でも台本を読んだら、訛りにコンプレックスを抱いていたり、余裕があるように見えてそうではなかったり、人に真っすぐに物事を伝えるけれど不器用だったり、そういう面が見えてきました。「強い」のではなく、「強くありたい」と思っている時子を見せていきたいです。

ただ、上京してからの場面では、時子の成長に私自身がついていけないと思ったこともあったんです。「こういう時に、こんな反応をする」っていうのが、茨城の時と変わったように思いました。時子を見ていてちょっと心配になる時もありますが、一歩引いて、時子の人生を見守っている感覚です。

──時子と佐久間さんは似ていますか?

あんまり似ていないですかね。言動は理解できるんですけど…。時子は思ったことを何でもすぐに言うし、みんなの前でお芝居をしたりできる子なんです。時子に近づくために、自分の羞恥心は捨てるようにしています。でもやっぱり、脚本に「みんなの前で芝居をする時子」と書かれていると、「またかぁ…。またお芝居しちゃうんだ…」と思うんですけど(笑)。でも、自分自身のためにも乗り越えなきゃいけない試練だと思って、チャレンジしています。

──茨城が舞台の物語序盤では、幼なじみの3人がストーリーの核になっていますが、3人は撮影現場でどのように過ごしていますか?

初めは、有村さんや泉澤(祐希)さんに自分から話し掛けて、コミュニケーションを積極的に取りたいと思っていたんです。でも、実際には2人ともはしゃいだりするタイプではないですし、大事なのは言葉のやり取りじゃないなと気付きました。撮影の合間の待ち時間は、3人で喋るわけでもなくそれぞれのことをしているのですが、そういう雰囲気に安心するんです。2人も「3人でいる時の“空気感”が落ち着く」と言っていました。本当に、この3人で良かったなと思います。

──有村さんの魅力は何だと思いますか?

有村さんは、お芝居にとても説得力がある方だと思います。有村さんの話すせりふは、1つ1つが“ちゃんと届いている”ように感じるんです。私ができるようになりたいと思っていたことでもあるので、一緒にいて勉強させていただいています。

それから、ヒロインはとても大変なはずなのに、それを全く感じさせない穏やかさがあります。私が何か相談をしてもきちんと聞いてくれたり、「有村さんについて行こう」と自然に思わせてくれる、とても素敵な女性です。

──では、泉澤さんの魅力は何でしょうか?

泉澤さんとは同じシーンに出演することが多かったので、一緒に食事に行ったこともあります。彼は普段は淡々としていますが、お芝居になると顔つきがまったく変わって、“泉澤さんが三男(みつお)でいてくれるから、私も時子でいられる”部分があって、泉澤さんの演技に何度も助けられています。

──朝ドラは長丁場となりますが、体調管理の面で気を付けていることはありますか?

食事に気を配っています。気にしていないと栄養が偏ってしまうと思うので、できるだけ自分で作って持って行くようにしています。以前、先輩から「自分の体に親切にしていないと、人にも親切にできない」と言われたことがあるんです。なので、例えば睡眠時間があまり取れない時には消化にいい物を食べるようにしたりと、自分にとって一番いい食事を考えるようにしています。

──上京後の時子について、注目してほしいポイントを教えてください。

上京した時子がどういう自分でいていいのか分からなかったように、私も初めはどう演じていいか分からなかったんです…。東京で出会う人たちはみんな、強烈な個性を持っています(笑)。茨城では「自分が1番」だった時子が東京に来て、そうではなくなったところがポイントだと思います。寮の同室で暮らす6人の絆が、画面を通して視聴者の方に伝わったらいいなと思います!

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