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復活弾の香川をドルトムント監督が絶賛 「彼はいつだって期待に応えてくれる」

Football ZONE web 4/5(水) 13:00配信

ベンチ要員から復権を遂げた香川の精神力を、トゥヘル監督が讃える

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、4日のハンブルガーSV戦に公式戦5試合連続のスタメン出場を果たし、今季リーグ戦初ゴールを含む1ゴール1アシストの活躍で3-0勝利の立役者となった。トーマス・トゥヘル監督は試合後、ベンチ要員から復権した香川のメンタル面の強さを「批判とプレッシャーへの恐ろしいほどの対応力」と称賛している。地元紙「ルール・ナハリヒテン」が報じた。

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 4-2-3-1システムのトップ下に入った香川は、前半から卓越したテクニックを披露。前半13分にMFカストロが直接FKから決めた先制点も、香川のヒールパスからモルが中央突破した流れからファウルを受けて得たFKだった。

 同27分には、FWオーバメヤンへヒールパスを通して相手GKと1対1になる決定機を演出。前半からピッチ上で躍動していた香川に歓喜の瞬間が訪れたのは、後半36分のことだった。左サイドを猛スピードで駆け上がったオーバメヤンからのクロスに右足で合わせて、今季リーグ戦での初ゴールをゲット。さらに試合終了間際には、この日再三にわたって香川のラストパスを外してきたオーバメヤンのゴールをアシストした。

 終わってみればホームで3-0と完勝した試合後、ドルトムントを率いるトゥヘル監督には報道陣からこんな質問が寄せられた。

「香川真司はここまで簡単なシーズンを送っていなかった。最近の達成には、どの程度満足しているのでしょうか?」

「大きな責任を果たし、私は喜んでいる」

 するとトゥヘル監督は、「彼はトップフォームにいる。(今日の試合で)ここまで大きな責任を果たしてくれて、私は喜んでいる。彼は批判とプレッシャーに、恐ろしいほど素晴らしく対応している」と語った。

 今季の香川は序盤戦から苦しんだ。ゲッツェ、シュールレというドイツ代表の主力や、デンベレ、ゲレイロら若き才能をチームがかき集めたことで、アタッカー陣の定位置争いが激化。さらに慢性的な右足首痛にも悩まされ、前半戦は主にベンチ要員として過ごした。

 昨季チーム4位となるリーグ戦9得点を奪いながら、控えに甘んじる屈辱の日々――。周囲からの批判や圧力に耐えてきた香川は、負傷者続出のチーム事情もあって終盤戦に完全復活を遂げた。中盤の要としてピッチに立ち、次々とチャンスメーク。どん底から這い上がり輝きを放つ香川の精神力を、指揮官は讃えていた。

「彼は重要な試合でプレーしている。必要とした時に、彼はいつだって期待に応えてくれている。南(のゴール裏)は彼を祝福していた。全くもって相応しいよ」

 ブンデスリーガ公式サイトでも、この試合のMVPに選出された香川。“黄色い壁”と呼ばれるゴール裏のサポーターからの祝福を全身で浴びた背番号23はヒーローに相応しいと、トゥヘル監督は高く評価していた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:4/5(水) 13:00

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