ここから本文です

またもや違いを見せ付けた香川! 1ゴール1アシストで勝利の立役者に!!

4/5(水) 5:44配信

SOCCER DIGEST Web

ボランチで出場の酒井は、攻守で効果的なプレーを見せられず…

 4月4日(現地時間)、ブンデスリーガ第27節が行なわれ、ドルトムントは3-0でハンブルクを下した。

【写真で回想】香川真司 IN レヴィア・ダービー(2010~2017)


 好調を維持している香川はトップ下として公式戦5試合連続先発出場。これを、ボランチを務める酒井がどう止めるのかが、興味を集める一戦でもあった。
 
 試合は予想通り、4位のドルトムントが序盤から14位のハンブルクを攻め込む展開となり、5分にいきなりオーバメヤンが縦パスで抜け出して決定機を得るが、前節に“マスク・パフォーマンス”で騒ぎを起こしたストライカーは、GK正面へのシュートでこれを活かせない。
 
 しかし、素早いパスワークと個人の突破でハンブルクを押し込むホームチームは13分、香川も絡んだ連係プレーから、好位置でFKをゲット。これをカストロがゴール右隅に流し込み、早々に先制することに成功した。
 
 香川はこの試合でも、切れ味鋭いパスでチャンスを量産。27分にはヒールでオーバメヤンに決定的なラストパスを通すなど、視野の広さ、瞬間的な判断の良さ、アイデアの豊富さを感じさせる。
 
 何よりもプレーの1つひとつに余裕と自信が感じられ、香川がボールを持った時のチームメイトの動きを見ても、彼への周囲の信頼度の高さが窺えた。そして同時に、相手にとっては大いに脅威になっていた。
 
 そんな香川に対峙する酒井は、対人プレーでは強さを見せるものの、スピードに乗って攻めてくる相手には成す術がなく、簡単にゴールに迫るのを許してしまう。攻守の繋ぎという役割もあまり果たせず、自陣深くで相手を後方から追い回す時間が長く続いた。
 
 そうなったのも、ハンブルクの当たりが全体的に弱く、ドルトムントに簡単にプレーさせてしまったからだ。ドルトムントは前半、まるで相手がいないかのように、簡単にボールを繋いでサイドを突破し、何度も惜しいクロスを入れていた。
 
 ただ、ドルトムントも守備では締まりがなく、ポゼッションで大きく下回るハンブルクに、危ないかたちでボールを奪われて多くのシュートを許す。突破力のある相手CFウッドに、複数のDFが翻弄される場面も幾度か見られた。
 
 後半はハンブルクがより長くボールを持つようになり、対するドルトムントがカウンターから好機を作る。オープンな展開となって、両チームがシュートを撃ち合う展開となった。
 
 よりゴールに近付いたのはドルトムント。50分にゲレイロが好機を迎え、56分に香川がオーバメヤンのクロスを胸トラップからシュート、その2分後には香川のパスを受けたデンべレが左からDFをかわしてGKとの1対1を迎えるも、いずれも相手DF、GKに阻まれた。
 
 73分、右からの浮き球のパスを香川がヘッドでオーバメヤンに渡し、リターンを再びダイレクトで縦に通すと、抜け出したオーバメヤンは決定的なチャンスを迎えたが、シュートは枠の外。彼はこの日、実の多くの得点機を逃すこととなった。
 
 ハンブルクもウッドやコスティッチが惜しいシュートを放つなど、同点の機会は再三訪れたが、わずかに枠を外れたり、GKビュルキの好守に遭ったりして、これを活かすことができない。
 
 そして迎えた81分、ドルトムントはカウンターから、オーバメヤンが相手DFに競り勝ってボールを奪い、左からグラウンダーで丁寧なクロスを入れる。これに合わせたのが香川。常にゴールを奪える位置に走り続けていた彼が、難なく押し込んで貴重な追加点を奪った。
 
 決定機を欠き続けていたドルトムントにとっては勝利を決する1点、そして勝点獲得のために何とか粘っていたハンブルクの心を折る1点は、この試合で最も効果的で正確なプレーを見せていた香川によってもたらされた。
 
 今シーズンのブンデスリーガ初得点を決めた香川は、アディショナルタイムには自陣でスローインを受けてオーバメヤンにラストパスを通し、彼のドリブルからのダメ押しゴールをアシスト。チャンスメーカーとしても、目に見える結果を残した。
 
 日本人対決でも、終始苦しんでいた酒井と明暗を分けた香川。ハードスケジュールをこなしているにもかかわらず、他の選手との明らかな違いを随所で見せ付けた彼は、試合ごとにその存在感を強めている。

最終更新:4/5(水) 5:51
SOCCER DIGEST Web