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調整が続くと判断、保有株を売却しました

4/6(木) 21:46配信

会社四季報オンライン

 新年度入りした日経平均株価は、5年ぶりに初日に株価が上昇しましたが、ローソク足は典型的な十字線を描き力強さに欠けました。その後もローソク足は陰線が続き、短期的に株価はダブルトップを形成して天井を打った可能性が高くなってきました。

 下落トレンドに転換してからは、上値抵抗線に沿った下落が続いています。また、トランプラリー以降株価を下支えしてきた多くの下値支持線を次々と割り込んでいる状況です。チャートを見る限り、日経平均株価は長期の下値支持線を下方にブレークしてしまったことで、3月2日につけた年初来高値1万9668円に対し、どこまで値を戻せるかが注目されます。

 個人的には、2月終盤以降、株価が動かない状況で身動きが取れず、取引を控えて短期売買に徹していたことが幸いしています。また、高くなった銘柄は何度でも買い戻せるチャンスがあると考えていますから、割り切って順次利益を確定しています。

 NYダウのチャートを見る限り、株価はいまだ下落波動の途中にあるように見受けられます。株価は下落すれば上昇するものですからリバウンドする局面もあるでしょうが、まだ底を打っていない可能性は高いと考えています。

 ドル・円相場も引き続きドル売りが続いていて、1ドル=110円台まで円が買われています。チャートを見ると、しつこいドル買いが入ってはいるものの、中長期的なドル売り基調は続いていると分析しています。

 NYダウもナスダックも、弱いながらもそこそこ底堅い展開になると考えています。しかし、共和党政権下では地政学的リスクが高まるという"過去"があり、最近の北朝鮮の動向などを見ると、そうした歴史が繰り返されそうな懸念が高まっています。

 NYダウは3月27日に、一時2万0500ドルを割り込みました。株価チャートを見る限りでは、3月1日につけた高値2万1169ドルが当面の高値になったと考えてよさそうです。

 国内の新興市場に目を向けると、中小型株が調整に転じ、下落しています。まだ投げ売りが出ている感じはありませんし、総悲観的な雰囲気でもありません。大底を打つのはまだ先で、しばらくは戻りをこなしながら下落が続く可能性があります。こういう状況では、「買う時は待ち伏せ買い、売る時とはとにかく早く」という姿勢に徹したほうがよさそうです。

■ 天井打ちと判断しいったん売却

 そこで、保有していたGMOクラウド(3788)をいったん売却しました。株価は3月28日に2398円の高値を更新。出来高も伴っていたので、調整局面が長引けば目先の天井になる可能性もあると判断、株価が5日線を下回ってローソク足が陰線になってきたのでいったん手放したのです。安くなったらまた買い戻したいと考えています。

 2017年はIT関連銘柄が注目を集める可能性が高いという考えは変えていません。ですから、見方によっては、絶好の買いチャンスがやってくるかもしれません。引き続きIT関連の銘柄に絞って、銘柄を物色していきたいと考えています。

 (毎週木曜日に掲載)


 横山利香
ファイナンシャルプランナー。出版社を経て独立。現在はテクニカルアナリストとしても活躍。投資・マネー雑誌を中心に執筆・講演活動も行っている。投資ブログ「FP横山利香のトレード日記」も執筆中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

横山 利香