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チェルシーが夏に大型補強へ! 各ポジションのトップターゲットは?

4/7(金) 14:27配信

SOCCER DIGEST Web

コンテの関心は自身の契約よりもチームの強化のほうへ。

 就任1年目からチェルシーをプレミアリーグ独走に導きながらも、補強に関するクラブとの意見の食い違いもあって、「今シーズン限りでロンドンを去るのではないか?」という噂も飛び交っているアントニオ・コンテ。しかし、どうやらそれはこのイタリア人指揮官の招聘を狙うクラブの願望に過ぎないようだ。
 
 コンテ自身はロンドンでの仕事にも暮らしにも満足している。先ごろ夕食を共にした代理人のフェデリコ・パストレッロが契約延長の可能性を示唆した際にも、積極的な姿勢を見せたようだ。すでにコンテの関心は、自身の契約よりもむしろチームの強化のほうに向けられている。
 
 昨夏と今冬はコンテの望んだ補強が叶わなかったが、タイトル獲得で発言力が増すに違いない今夏のメルカートでは、ビッグネームの獲得を目論んでいる。
 
 ターゲットはまず、2018年6月で満了するユベントスとの契約を延長しない可能性が出ているジョルジョ・キエッリーニ。コンテ戦術を熟知する教え子はレフティーであり、現在は右利きのガリー・ケイヒルが何とか務めている左CBに打ってつけの人材だ。
 
 そして焦点となっている左WBには、以前もお伝えした通り同じユーベのアレックス・サンドロ、あるいはバイエルンのダビド・アラバを狙っている。いずれもワールドクラスだけに獲得に向けたハードルは高いが、コンテは挑戦したい意向だ。
 
 前線の補強も狙う。ジエゴ・コスタが大方の予想通り中国に去ることになれば、その後釜の第一候補になりそうなのは、イタリア代表でエースの座に登り詰めつつあるアンドレア・ベロッティ(トリノ)だ。ここまで23ゴールを挙げてエディン・ゼコ、マルロ・イカルディ、ドリース・メルテンスといった大物たちとセリエA得点王を争うこの23歳には、国外への移籍に限り1億ユーロ(約120億円)という高額の違約金が設定されている。
 
 しかしそれが効力を持つのは、今シーズンのトリノがヨーロッパリーグ出場権(セリエA4、5位)を手に入れた時のみ。30節を終えて10位とその可能性が薄くなったいま、ベロッティ獲得のハードルは大きく下がっている。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。

最終更新:4/7(金) 14:27
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