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ルーツは貴族や皇族かも? 名字を手がかりに自分の先祖を1000年さかのぼる方法

4/8(土) 12:00配信

BEST TIMES

家族の歴史を徹底追跡するNHK『ファミリーヒストリー』を見て、自分の先祖について知りたくなる人は多いのではないだろうか。果たして自家の歴史をどこまでたどることができるか調べてみよう。

先祖探しのキーワードは、「上から」と「下から」 

「先祖のことを知りたい」という人が、近年増えている。10年ほど前から、家系図作成や先祖探しを専門としている行政書士の丸山学さんのところには、いまや年間80~100件もの依頼があるそうだ。「皆さん、親が亡くなった後などに、『ご先祖について聞きそびれてしまった、この機会にちゃんと知っておきたい』と思われることが多いようです」。
 年を取って、自分のルーツが知りたくなる気持ちはわかるが、意外と30代、40代からの依頼も多いという。親がまだ健在なら、ぜひ今のうちにいろいろ聞いておきたいものだ。「明治時代までは、戸籍をたどることができます。それより古い先祖の歴史をひもとくことも可能です。時間も手間もかかりますが、その気になればご自身で楽しみながらできますよ」。

 丸山さんは、自身のホームページや著書で、具体的な先祖探しの手法を惜しげもなく公開している。自身の先祖も調査して、祖母方については900年前からの家系図を作り上げた。 「先祖探しの最終ゴールは、1000年前である平安期の姓までたどりつくことです。『上から』と『下から』を意識して進めると、どこかで両者が合致する瞬間があります。古い時代から調査するのが、『上から』。名字と家紋を手がかりに『うちは宇多源氏の末裔では』とか、『先祖は藤原鎌足にちがいない』などの仮説を立てる。ロマンがあり、想像力がかき立てられます」。

 自身の名字がどのような出自を持つのか、数多く出版されている名字辞典で確認しておきたい。そこから推理して、自家の謎を解き明かしていくのだ。
 一方、「下から」先祖をさかのぼるには、戸籍の取得が欠かせない。現行の戸籍制度ができたのは、明治5年。ただし、その当時の戸籍は現在、申請をしても取得できない。その後に様式が変更された明治19年式の戸籍が、取得できる最も古い戸籍になる。
「役所によっては戦災等で焼失したり、破棄してしまっているケースもありますが、私の経験上、まだかなりの確率で残っています。保存期限(*注)が切れる前に、なるべく早く、できる限り古い戸籍を取得しておきましょう」。 

(*注) 現在の法律では、戸籍内の全員が死亡や婚姻でいなくなり、除籍簿に綴られてから150年が経過すると、戸籍を廃棄してもよい規定になっている。

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