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「パリSGの出来が悪すぎただけ」 バルサのCL大逆転劇、ユーベのレジェンドの琴線に触れず…

4/8(土) 12:53配信

SOCCER DIGEST Web

ユーベと対戦するバルサには「警戒するよう言っておこう」と

 3月8日(現地時間)に行なわれたチャンピオンズ・リーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の第2レグで、バルセロナがパリ・サンジェルマンをアディショナルタイムの2得点などにより6-1で下し、第1レグの0-4の大敗を挽回した試合は、奇跡の逆転劇として世界中の人々を興奮させた。
 
 バルサはドラマのような結末に酔いしれながらこの価値ある勝利に歓喜し、パリSGは信じられない敗北を悲しみ、審判の判定などに敗戦の要因を求めることで、この衝撃と深い悲しみを紛らわせようとした。
 
 それぞれの立場、どちらを応援するかによって、抱いた思いは全く対照的だが、いずれにせよこの一戦を目撃した人々の多くが、強い印象を受けることとなったのは間違いのない事実だった。
 
 しかし、なかには何の感慨も抱かなかった者もいる。かつてユベントスで不動の守護神として6度のスクデット獲得に貢献し、40歳で臨んだ1982年スペイン・ワールドカップでは、キャプテンとして母国イタリアを世界一に導いたディノ・ゾフも、そのひとりだ。
 
 引退後はユベントス、ラツィオ、イタリア代表などのチームで監督を務めた経験を持つ現在75歳のイタリア・サッカー界の重鎮は、バルサの大逆転劇について「メディア的には大きなインパクトを放つ試合だったようだが、私には何の印象も残らなかった」を語っている。(『AS』より)
 
「あのような大逆転劇自体は、そうそう起こることではないが、あの試合でのパリSGの選手は異常なほど緊張していたし、興奮していた。そして彼らのカンプ・ノウでのパフォーマンスは、全くもって好ましいものではなかった」
 
 バルサ相手にパリSGが悪いプレーをすれば、逆転劇は十分にあり得ると最初から分かっていたゾフ。ゆえにそれが実現しても、彼には何ら驚きも感動もなかった。起こるべくして起こった事象だったということだ。
 
 そして、バルサの真の力を推し量るには、これまでセリエAを5連覇し、今シーズンも首位を走っているユベントスとの対決を待つ必要があるとするゾフ。来週11日、19日に行なわれるCL準々決勝で、その機会は訪れる。
 
 ユーベOBのゾフは、この「素晴らしい対戦カード」(本人談)において、マッシミリアーノ・アッレグリに率いられたチームが、一般には有利と見られているバルサ相手に番狂わせを起こして準決勝進出を果たせると、力強く語った。
 
「スペインの人々には、十分に警戒するよう言っておこう。ユーベは決して諦めることがない。今回はとても自信がある」
 
 一昨シーズンのCL決勝カードの再現。あの時は1-3で敗れたユーベは、レジェンドの予想通りに雪辱を果たすことができるだろうか。

最終更新:4/8(土) 13:13
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