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「上司のイエスマンこそ評価されて出世する」:とあるベテランコピーライターの告白

4/9(日) 7:10配信

DIGIDAY[日本版]

ソーシャルメディアの役割が大きくなるにつれて、かつて尊敬を集めたコピーライターの市場価値は落ちてしまったのか。今回の「告白」シリーズでは、小さなエージェンシーで10年以上の経験をもつ、あるコピーライターに匿名で語ってもらった。何が変わったのか、そしてなぜ皆がみんな、真似のしあいをしているのか。

小規模エージェンシーの中枢が語る理想と現実

◆ ◆ ◆

――いまのエージェンシーにおける最大の問題とは?

私が勤めている小さなエージェンシーの経営者は、会社全体の戦略をもっていない。直近に出席したカンファレンスでのトピックが、当面、社内で共有されるテーマになったりする。

たとえば、2カ月ほど前にカンファレンスに行って、そこで性格テストについて話し合われたらしい。そしたら、我々の会社でも皆が性格テストを受けることになった。2カ月のあいだ、それが話題の的だ。いまではすっかり隅に押しやられているけれど。

ほかを見て、どうやって自分たちの会社を経営するかを決める、ということが起きている。自分たちが誰で、何が得意なのか、自分にちゃんと訊ねることなく、他所を見てばかりいる。

――小規模なエージェンシーはそのサイズを長所と見なすことがあるが。

私のエージェンシーは小規模なので、たしかに「大きいところじゃ早い仕事はできない」と説明することがある。しかし、それは間違っている。都合の良い解釈にすぎない。

大きさが何かを決定してしまうということはない。たとえ20人しか社員がいなかったとしても、全員のレベルが低かった場合、自分たちがベストだとはいえない。

大きいところは早い仕事ができないといっても、大きい会社ではクライアントに専念するチームが用意される。大きいところには大きいリソースがある。私の職場では、私が外出中はコピーが書かれることはない。サイズの小ささが、私の会社の強みだと考えるのは難しい。

――クライアントとの関係はどうなっているのか?

エージェンシーは、自分たちが実行していないことをクライアントに勧める。クライアントがブログをもっていることはもっとも重要なこととして提案するくせに、我が社のブログなんて、ほとんどないようなものだ。自分たちに対しては、もっとも重要なものだとは考えない。誰も読みやしない。クライアントがちゃんと信じられるものを勧めるというのは難しいんだ。

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