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「ファンタスティック 」「もう一人のキャプテン」 “不動”の吉田をサウサンプトン監督絶賛

4/9(日) 7:50配信

Football ZONE web

ベンチ要員から1月の主将移籍を機につかんだ信頼

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、プレミアリーグで11試合連続先発フル出場を果たすなど安定したパフォーマンスでクロード・ピュエル監督からの信頼を確かなものとした。昨季も、そして今季の前半戦もベンチ要員だった男は、どのようにして不動の存在へと駆け上がったのだろうか。

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 シーズン序盤はベンチに座る日々が続いた。プレミアリーグでは18節を消化した時点で出番はわずか3試合。立場はCBの3番手、カップ戦が主戦場だった。

 サウサンプトンで5季目を迎えた吉田は、毎年のように強力なライバルとの争いに巻き込まれ、レギュラーの壁は厚かった。前主将のポルトガル代表DFジョゼ・フォンテ(現ウェストハム)を筆頭に、クロアチア代表DFデヤン・ロブレン(現リバプール)、ベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルト(現トットナム)、オランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクなどの実力者にはじき出された吉田は、不慣れなサイドバックで起用されることもあった。

 吉田に転機が訪れたのは今年1月。フォンテがウェストハムへ移籍したことだった。繰り上がる形でスタメン出場の機会を手にした。

「マヤはサウサンプトンの将来となる」

 ピュエル監督は後に「新しいディフェンダーという解決策も考えたが、いい機会を見つけることができなかった」と、冬の移籍市場でフォンテの代役確保に失敗していたことを明かしたが、そうした不安を吉田がプレーで一掃した。

 英地元紙「デイリー・エコー」は、7日付けの記事で「ピュエルが吉田を称賛」との見出しで、指揮官の吉田への評価を報じている。現在吉田は、リーグ戦11試合連続で先発フル出場を続けている。

「マヤはサウサンプトンの将来となるだろう。彼は強力なプレーヤーだ。マヤは昨季までスタメンではなかったが、今季はファンタスティックで、成長した」

 フランス人指揮官は吉田の目を見張る成長を指摘している。フォンテの移籍、そしてファン・ダイクの負傷離脱が重なったとはいえ、今ではパートナーを組む22歳のDFジャック・スティーブンスをリードする存在としてリーダーシップを発揮している。「彼はチームのもう一人のキャプテンだ。ファン・ダイクの後はダヴォ(スティーブン・デイビス)、そしてマヤもキャプテンだ。これはとても重要なこと」と、すでに単なる代役ではないことを証明した吉田に賛辞を送っている。

 サウサンプトンは層の薄さをカバーするため、元ウルグアイ代表DFマルティン・カセレス獲得したが、加入してから2カ月近くが経っても依然として出番はない。過去にはバルセロナやユベントスで活躍するなど実績は十分だが、それでも今の吉田からポジションを奪うことは決して簡単ではないだろう。

 あのズラタン・イブラヒモビッチ(マンチェスター・ユナイテッド)とも互角に渡り合い自信を深めた。海外で実績を残す数少ない日本人センターバックで、今や歴代最高とも言われる28歳の吉田は充実のシーズンを過ごしている。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:4/9(日) 7:50
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