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NY発の「女子限定コワーキングスペース」 店舗数拡大へ

4/9(日) 10:00配信

Forbes JAPAN

ニューヨークに登場した女性限定のコワーキングスペース「The Wing」が800万ドルのシリーズA資金調達を行った。今後、ブルックリンやマンハッタンのソーホー、さらにワシントンDCにも拠点を開設する。



The Wingは今回の調達資金をテクノロジー部門にも投資し、会員向けにマイクロソーシャルネットワークを提供する動きも進めている。同社の共同創業者のオードリー・ゲルマンとローレン・カッサンは2016年10月に、ニューヨークのレディース・マイル地区にThe Wingを開設した。

立ち上げ時の200名のメンバーにはラッパーのレミー・マー、女優のレナ・ダナム、美容スタートアップ「グロシエ」のCEOエミリー・ワイスなども加わった。11月時点で入会待ちのリストには1300名もの人々が登録し、150ドルから185ドルの月額会費を支払う意思を見せた。現在までにその数は3000名まで膨らんでいる。

「予想を上回る好評で、現状のスペースではとても間に合わないことにすぐ気づいた」と、フォーブスの30アンダー30にも選出されたカッサンとともに事業を立ち上げたゲルマンは言う。二人はかつてフィットネス系のスタートアップ企業「クラスパス」の同僚だった。

The Wingのソーホー店はこの秋にオープンする。ブルックリンとワシントンDCもそれに続く。ゲルマンは過去にDCで暮らしたことがあり、あの頃The Wingのような場所があれば私の暮らしは劇的に違っていたはず」と話す。新拠点のオープン後、既存の会員らはオプション料金を払えば全拠点の利用が可能になるという。

今回のシリーズAラウンドはアーリーステージの投資を行うVCのNEAが主導し、Kleiner Perkinsも参加。また、経営陣が全員女性のベンチャーファンドBBG(Built By Girls)やSoulCycle創業者のジュリー・ライスやエリザベス・カトラーらの既存の出資者も加わった。

オーガニックの生理用品や授乳室も完備

これまでThe Wingが調達した資金は1000万ドルを大きく上回り、NEAからはSheel Tyleが役員会に加わることになった。

The Wingのインスタグラムのアカウントのフォロワー数は9万人にも及び、フォトジェニックな室内を収めた写真が盛んに投稿されている。書棚にはフェミニズム系の書籍のみが並び、カフェのメニューには有名女性経営者が運営するレストランのフードやドリンクが並ぶ。また、母親たちのための授乳室も完備されている。

さらに、トイレやシャワールーム、メイクルームに並ぶ品もブルックリンを拠点とするコスメブランドCarol’s Daughterのヘアケア用品や、LOLAのオーガニックタンポンなど、女性が経営する企業の製品ばかりだ。

創業者のゲルマンとカッサンのインタビューの模様はフォーブスのポッドキャスト番組「Million$」で配信されている。

情報開示:筆者は女性起業家を中心に取材活動を行っており、The Wingの有料会員である。

Clare O'Connor

最終更新:4/9(日) 10:00
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