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閉経後の女性ならみんな予備軍?「骨粗しょう症」知っておきたい基礎知識

4/10(月) 11:50配信

OurAge

思いがけない骨折などにつながる「骨粗しょう症」は、女性ホルモンの枯渇が大きな原因のひとつ。閉経後の女性は誰もが予備軍といえる。婦人科医の松峯寿美さんと理学療法士の福岡由理さんに、知っておくべき基礎知識をうかがった。

【骨粗しょう症の基礎知識 Q&A】
Q.どんな検査を受けて判定される?
A.DEXA(デキサ)法というX線検査で、前腕部または全身の骨密度を測定。ちなみに、足のかかとの骨をチェックする超音波検査では、正確な骨密度はわからない。

Q.なりやすいのは、どんな人?
A.閉経以降の女性ホルモンの欠乏や骨折経験など、防ぎようのないリスク因子もあるが、生活習慣を改めることにより、骨量減少を食い止めることは可能だ。

「一般的に『実母が骨粗しょう症になると、娘もなりやすい』ともいわれますが、だからこそ栄養バランスのよい食生活を心がけ、急激に痩せないようにするなど、骨量減少のリスク因子を減らすことが肝心。カルシウム吸収の働きを低下させる喫煙や、骨形成の働きを妨げる過度の飲酒にも要注意です」と松峯先生。

■予防できないリスク因子とは?
●閉経 ●高齢 ●妊娠・出産経験 ●骨折経験 ●子ども時代に病気がちで外遊びができなかった ●実母が更年期以降に骨粗しょう症と診断され、骨折したことがある

■努力次第で予防できるリスク因子とは?
●偏食で栄養が偏りがち ●痩せすぎ ●日光を避ける生活をしている ●あまり運動をしていない ●激しい運動を続けている ●ダイエットを繰り返している ●喫煙習慣がある ●お酒を飲みすぎてしまいがち

Q.骨折しやすいのは体のどこ?
A.背骨の椎骨、手首、大腿骨の付け根が要注意。
「骨量が減ると、体に負荷をかけたときに背骨の椎骨がつぶれて、背中が曲がる原因になります。また、手首は転んで手をついたはずみに折れやすい部位。とっさに手をつくことができず、しりもちをつくと、大腿骨を骨折することもあります。大腿骨の骨折は寝たきりにつながるため、注意が必要です」と福岡さん。

Q.何科に行くといい?
A.骨粗しょう症に詳しい婦人科、整形外科へ。「日本骨粗鬆(しょう)症学会」が診断基準や治療のガイドラインを定めているが、科によっては異なる場合もある。痛みや骨折を伴う人は整形外科、糖尿病やリウマチなど骨粗しょう症になりやすい持病がある人は内科、また、症状はないけれど閉経後が心配な人は婦人科を受診するとよいそうだ。

食い止めることができる「今」から備えることが肝心だ。生活習慣を見直そう!

最終更新:4/10(月) 11:50
OurAge