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ミラン番記者が語る、本田とスソの“立場逆転劇”の裏側 10番の3年間総括「飛躍できなかった」

4/10(月) 19:20配信

Football ZONE web

スソの存在感の大きさを語るヴィンチ記者 「本来、本田がすべきことだった」

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は現地時間9日の本拠地パレルモ戦でリーグ戦15試合連続出番なしに終わった。太ももの故障から1ヶ月ぶりに先発に復帰したスソは直接FKを含め1得点1アシストと活躍し、4-0勝利の主役となった。

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 本田は昨季からリーグ戦通算1得点3アシストにとどまる一方、ミランで一時くすぶっていたスソは昨季後半戦に期限付き移籍で加入したジェノアで6得点2アシストと結果を出し、今季ミランに復帰後は7得点8アシストと躍動している。

 昨季まで右ウイングで定位置を確保していた本田だが、今季はヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想外となってしまった。なぜここまでスソとの差が開いてしまったのだろうか。ミランを長年担当してきた地元番記者が立場逆転の裏側を説明している。

「スソは凄かったし、素晴らしかった。ここ1カ月、誰もがスソの離脱を嘆いていた。3月4日のキエーボ戦で故障してから、ユベントス・スタジアムで負け、ペスカーラ戦で引き分けた。彼の不在で、どれだけの影響がチームにあったか。かなり彼の不在は大きかった」

 パレルモ戦後にこう語ったのは地元テレビ局「7ゴールドTV」のパオロ・ヴィンチ記者。今季のミランにおけるスソの存在感の大きさを明らかにしている。さらにこう説明を加える。

「スソの存在感は大きい。なぜならマーカーを抜くことができる選手だからだ。あのドリブルとスピードで、1人以上の相手を確実に抜くことができる。危険な縦パスを通して、ゴールへの仕上げのパスを出せる選手。日本のファンの皆さんが、比較することに同意していただけるなら、こういうプレーは本来、本田がすべきだったことだった」

本田とスソの間に存在する決定的な差

 本田が2014年1月に移籍金ゼロでCSKAモスクワからミランに加入後、ヴィンチ記者は好意的なレビューを続けてきたイタリアでは珍しい本田の“擁護派”だ。右サイドを起点にスソが示す攻撃面での貢献は、本来なら背番号10が果たすべき仕事だったとヴィンチ記者は分析している。

「なぜスソと本田がこんなに差がついたのか? それは論理的な質問だ。本田がしなければならないことをスソが体現した。セードルフ監督のいくつかの試合で、本田は右サイドでプレーしながら、真ん中に寄りながらプレーしていた。しかし、本田ができなかったことを、スソはピッチ上で見せている」

 今季ミランの攻撃陣の起点となっているスソだが、3年間に本田ができなかった役割を果たしているという。そして、本田とスソの間には選手として決定的な差が存在するという。

「スソはマーカーを抜くことができる。ドリブルで縦に攻撃することができる。決定的な縦パスを通せる。いわゆる仕上げのパスができる。スソの弱点は本当に少ない。あえて言うとするなら、持続性と守備的なカバーだろう」と語り、続けてこれまで擁護してきた本田にも言及している。

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最終更新:4/10(月) 19:20
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